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January 20, 2023
ゆるり楽しむ*季節と薬膳
第四話【大寒】 正月太り、気になってませんか?!
◇◆ ゆるり楽しむ*季節と薬膳 ◇◆
おいしく食べて幸運体質!
季節の変化を示す暦
二十四節気(にじゅうしせつき)に合わせて
気軽に楽しめる“薬膳”のお話しです。
第四話:【大寒】
正月太り、気になってませんか?!
国際中医薬膳管理師の“ゆうゆう”こと熊谷優子です。
おいしく食べて幸運体質!を目指して、
気軽にできる薬膳をおススメしています。
1月20日から2月3日は二十四節気の「大寒」。
1年で一番寒い時期です。
年末年始は美味しいものを食べる機会が多いもの。
おまけに、普段忙しい分、ゆっくり寝正月…なんて方もいるのでは?!(←私です(汗))
そうすると気になるのが正月太り。
どうやったら解消できるのよ~と焦っているのは、大丈夫、あなただけではありません!
薬膳的には、冬は「閉蔵(へいぞう)」と言って、エネルギーを蓄えようとする季節です。
他の時期より1~2㎏増える感覚で! 多少は自分を許してあげてもいいと思います。
でも体重、気になるのよ…という方に気をつけて欲しいこと。
胃腸が弱っていませんか?
今は「冬土用」の期間でもあります。
「土用」といえば「丑の日のうなぎ」のイメージが強いですが、実は「土用」は年4回あります。
季節と季節の変わり目、2月3日の立春までの18日間が「冬土用」です。
季節の変わり目は体調を崩しやすく、特に胃腸の調子が落ちやすいです。
正月に食べすぎた心当たりがある方! 大丈夫ですか?
薬膳では消化器系のことを「脾(ひ)」と呼びます。
脾は、食べたものからエネルギーを作りだすところ。
脾の不調は、免疫力が落ちたり、冷えが強くなったり、
血流や代謝が悪くなって痩せにくくなったりすることもあります。
脾の不調とは、早いところオサラバしなければなりません。
そこでオススメなのは、お粥。
正月明けに七草粥を食べる習慣がありますが、1回食べただけでは回復は難しいですね…
ということで、正月太り+寝正月な私、実践してみました!
1週間、夕食のご飯をお粥に置き換え(できる範囲で)。
そして…1.2㎏を減量成功!
それだけ?と思うかもしれませんが、
おかずもおやつも減らしてませんから、ストレスが少ないのがいいんです。
もうしばらく続けます!
お米は、脾を整えてくれる食材です。
お粥にすれば消化が良い上に、ご飯と比べてカロリーをおさえられます。
作る手間がね…という方は、炊飯器のお粥モード活用もいいですし、レトルトもありますよ。
そして、年4回の土用には、それぞれ食べると良いとされるものがあります。
冬土用は「未(ひつじ)の日」に「ひ」のつくものや赤いものです。
その中から、脾を整える食材の例を挙げると、
ひ:ヒラメ、羊肉(ジンギスカンで!)、ひよこ豆、ひらたけ
赤:にんじん、トマト、赤パプリカ、いちご、さつま芋、鮭
薬膳的効能を見てみると…
◆うるち米:気を補い、胃腸の調子を整える。
◆トマト:潤いを補い、体の熱を冷ます。胃腸の調子を整える。
▶お料理の例では・・・
【お米+赤いもの】…『トマトのお粥』
トマトからうま味と酸味が出るので、ちょっぴりの塩だけで美味しいです。
2023年の冬の未の日は、1月25日。
胃腸を労わってあげましょう!
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●文/熊谷優子
■■プロフィール■■
●熊谷優子(ゆうゆう)…のんびり薬膳料理研究家
久留米市を中心に『薬膳悠々』として活動。
国際中医薬膳管理師、野菜ソムリエプロ、伝統発酵醸師の資格を持つ。
マイペースに薬膳を続けていたら、長年の冷え性・低血圧・胃弱が改善、気力も充実!
スーパーで買える身近な食材で、「おなかとカラダとココロ」が幸せになる食事づくりを提案。
薬膳・発酵料理教室、季節や体調に合わせたオリジナル薬膳茶体験など。
◎webサイト:『薬膳悠々』⇒https://www.yakuzen-yuyu.com/
つづく・・・
>>>次回は2/4頃に更新予定です。
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