column
January 20, 2024
ゆるり楽しむ*季節と薬膳
第二十八話【大寒】
大寒の日は「あま○○」の日! 滋養つけて運気もアップ!
◇◆ ゆるり楽しむ*季節と薬膳 ◇◆
おいしく食べて幸運体質!
季節の変化を示す暦
二十四節気(にじゅうしせつき)に合わせて
気軽に楽しめる“薬膳”のお話しです。
第二十八話【大寒】
大寒の日は「あま○○」の日! 滋養つけて運気もアップ!
国際中医薬膳管理師の“ゆうゆう”こと熊谷優子です。
おいしく食べて幸運体質!を目指して、
気軽にできる薬膳をおススメしています。
1月20日から2月3日は、二十四節気の「大寒」。1年で最も寒い時期です。
二十四節気の最終節であり、1年の締めくくり。来る春に向けての準備期間ですね!
冬土用とも重なるこの時期は、ゆったりと過ごすのがいいとされています。
年始から頑張るつもりだったのに出遅れた(汗)という方、
焦らなくても、二十四節気に合わせて動いてみるのもいいかも?
ゆったりスタートもいいじゃないですか^^
さて、「大寒」に食べると良いもので有名なのは「大寒卵」。
大寒の初日(今年は1月20日)に生まれた鶏卵は、1年で最も美味しく、
食べると健康運、金運などが上がると言われる縁起物です。
寒さ厳しい折、鶏が栄養をしっかりと体内に蓄えるので、卵の栄養価が高くなり、濃厚な味わいとなるのだそうです。
そして、ワタクシ的にオススメなのは「甘酒」。
大寒の1月20日は「甘酒の日」でもあるんですよ!
体を温めてくれる甘酒は、寒い大寒の頃がよく売れるというのが由来。
暑い夏の冷やし甘酒もいいですが、寒い日にふうふういわせながらいただく甘酒もいいですよね!
それぞれの薬膳的効能を見てみると…
◆鶏卵:体を潤し、血を補う。体力低下や虚弱体質に。潤い不足、精神不安や不眠にも。
卵黄には安胎の働きがあり、妊婦さんに。
◆甘酒:体を温める。気と潤いを補い、血の巡りをよくする。疲労回復や消化不良、便秘に。
鶏卵はとても身近な食材ですが、手軽に食べられるようになったのはここ数十年の話。
昔の大寒卵は、今とは違ってとても貴重だったでしょうね!
とは言え、鶏が命をこめて生む卵は、金額の大小にかかわらず貴重だと思うのです。
運気アップを狙うなら、その辺りに思いをはせると、よりよいご縁がありそうな…?!
私見ですけど(笑)。
甘酒は、2種類ありますね。
米と麹(こうじ)から作る「米麹甘酒」と、酒粕(さけかす)から作る「酒粕甘酒」。
米麹の甘酒はアルコールが入っていないので、お子さまや妊婦さん、車の運転をする場合でも安心です。
砂糖は入っていないのに甘いのが特徴。私はみりんや砂糖の代わりの調味料として使うこともあります。
ちなみに、上に書いた「甘酒」は、米麹の甘酒の効能です。
そして、酒粕の甘酒は、日本酒などを作ったときにできる酒粕に、水と砂糖を加えたものです。
少しですがアルコールが入っているので、ご注意ですよ。
酒粕の薬膳的効能も置いときます。
◆酒粕:体を温める。気を補い、血の巡りをよくする。お腹の冷えや消化不良、肌の乾燥に。
▶お料理の例では・・・
【鶏卵と米麹甘酒】…『卵甘酒』
カゼを引いた時の「卵酒」の甘酒バージョン。ノンアルです。
しょうが汁や蜂蜜を加えてもおいしいですし、蒸せばプリンになりますよ!
米麹の甘酒は、自分で作ることもできます。
甘酒に大寒卵で寒い冬を乗り切り、ウキウキな春を迎えましょう!

■温まる!卵甘酒
レシピ参考 →☆(サイト:『薬膳 悠々』)
o゚o。o゚o。o゚o。o゚o。o゚o゚o。o゚o。o゚o。o゚o。o゚o゚o。o゚o。o゚o。o゚o。o゚o゚o。o゚
**薬膳講座のお知らせ**
▶『今日から楽しむ♪ゆるりと薬膳&発酵料理教室』 毎月開催中!
おいしく食べて、元気でキレイな毎日を目指しましょう!
★★1~3月は発酵まつり! 2月は「ひよこ豆味噌」を作ります。★★
2/18(日)10:30~12:30
2/21(水)19:00~21:00
お申込みは【薬膳 悠々】の申込みフォームをご利用ください →☆
●文/熊谷優子
■■プロフィール■■
●熊谷優子(ゆうゆう)…のんびり薬膳料理研究家
久留米市を中心に『薬膳悠々』として活動。
国際中医薬膳管理師、野菜ソムリエプロ、伝統発酵醸師の資格を持つ。
マイペースに薬膳を続けていたら、長年の冷え性・低血圧・胃弱が改善、気力も充実!
スーパーで買える身近な食材で、「おなかとカラダとココロ」が幸せになる食事づくりを提案。
薬膳・発酵料理教室、季節や体調に合わせたオリジナル薬膳茶体験など。
◎webサイト:『薬膳悠々』⇒https://www.yakuzen-yuyu.com/
つづく・・・
>>>次回は2/4頃に更新予定です。
前の記事を読む>>>『ゆるり楽しむ*季節と薬膳』