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October 24, 2023

ゆるり楽しむ*季節と薬膳
第二十二話【霜降】
やっぱり自然はすごい!今がおいしい意外な野菜とは?

◇◆ ゆるり楽しむ*季節と薬膳 ◇◆

おいしく食べて幸運体質!

季節の変化を示す暦
二十四節気(にじゅうしせつき)に合わせて
気軽に楽しめる“薬膳”のお話しです。






第二十二話:【霜降】
やっぱり自然はすごい!今がおいしい意外な野菜とは?

国際中医薬膳管理師の“ゆうゆう”こと熊谷優子です。

おいしく食べて幸運体質!を目指して、
気軽にできる薬膳をおススメしています。

10月23日から11月7日は、二十四節気の「霜降」です。
気温がぐっと下がり、霜が降り始める頃。
銀杏の木には実がなっていますね! そろそろ紅葉が始まるでしょうか。

「霜降」は「そうこう」と読みますが、「霜降り」なら「しもふり」。
「しもふり」はお肉を連想する方が多いかもしれませんね。
脂肪が網の目のように入り込んでいる、いわゆる「サシ」が入った上等なお肉。
魚料理で「霜降り」と言えば、臭みを取る下ごしらえの手法のことです。
魚をお湯にさっと通したり、お湯をかけたりします。
どちらも「霜が降りたよう」に見えるところから来ているんですって。
昔の人の言葉のセンスって、粋ですよね!

野菜は「霜降り」とは言いませんが、同じくお湯に通す下ごしらえは「湯通し」ですね。
時短好きな私は、省けるなら省略したい作業…
調理が簡単で、かつ今時期がおいしい意外な野菜とは?



 

それは「青梗菜(チンゲン菜)」。
年中手に入るので、旬を意識しにくい青梗菜ですが、出回りが多いのは春と秋です。
中でも、気温が下がってくる晩秋が最も味がよくなるそうです。
元々は中国野菜なので中華料理のイメージが強いですが、
シャキシャキとした食感と、ほんのり甘みもあって、和食や洋食にも使えて重宝する野菜です。
煮崩れしないので、煮物や鍋、スープなど、温かい料理が恋しくなる時期にもぴったり!

薬膳的効能を見てみると…
◆チンゲン菜:血の巡りをよくし、体の余分な熱を冷ます。心を落ち着かせる。消化器系を整える。

寒くなると、血流が滞りがちになります。
血の巡りをよくする青梗菜、自然からのプレゼントですね。


▶お料理の例では・・・
【チンゲン菜】…『チンゲン菜とかぼちゃのクリーム煮』
10月末はハロウィン! ハロウィンといえばかぼちゃ!
かぼちゃは体を温めますので、肌寒いときに。
乾燥しがちな秋は潤い補給も大事。潤いを補う豚肉との組み合わせです。

■チンゲン菜とかぼちゃのクリーム煮
レシピ参考 →☆(サイト:『薬膳 悠々』)


次の二十四節気は11月8日の「冬至」です。
もう冬か?!という感覚もありますが…
そして、冬至までの18日間は「秋の土用」でもあります。
季節の変わり目の土用は、胃腸の調子を崩しやすいと言われています。
かぼちゃは、胃腸に働きをよくして元気を補いますし、チンゲン菜も胃腸を整えてくれます。
やっぱり自然はすごい!

自然にあやかり、おいしく食べて体と心を整えていきましょう!



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●文/熊谷優子

■■プロフィール■■
●熊谷優子(ゆうゆう)…
のんびり薬膳料理研究家
久留米市を中心に『薬膳悠々』として活動。
国際中医薬膳管理師、野菜ソムリエプロ、伝統発酵醸師の資格を持つ。
マイペースに薬膳を続けていたら、長年の冷え性・低血圧・胃弱が改善、気力も充実!
スーパーで買える身近な食材で、「おなかとカラダとココロ」が幸せになる食事づくりを提案。

薬膳・発酵料理教室、季節や体調に合わせたオリジナル薬膳茶体験など。
◎webサイト:『薬膳悠々』⇒https://www.yakuzen-yuyu.com/



つづく・・・
>>>次回は11/8
頃に更新予定です。


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