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column

March 07, 2023

amo-amoの国のフーミン
vol.11 アモネコ制作奮闘記

「編み物」って、
なんか面倒くさそうなイメージですか?
たぶん…、そうですよね。

面倒くさがり屋で、間違っても几帳面とは言えない私が、
編み物だけには、忍耐強く一生懸命になれる理由。
それは、「編むこと」自体がもつ、
マジカルなパワーにあるような気がします。

このコラムでは、それがいったいどんなものなのか、
今話題の「ニットセラピー」という視点を交えながら、
実体験や等身大の感覚とともに紹介していきます。

あなたの毎日に、“編み物”という小さな種が、
ときめきの
花と、
よろこびという大きな果実をもたらしますように。

by fumiyo osako





vol.11 >>> アモネコ制作奮闘記

こんにちは、編み物大好きFOOMIN(フーミン)です。

「一月往ぬる二月逃げる三月去る」とは、よく言ったもの。
ついこの前、年が明けたと思ったら、もう3月に入ってしまいました。
みなさま、風邪やインフルエンザ、コロナなどに負けず、元気でお過ごしでしょうか。

私は、2月22日(ネコの日)~26日の間、
コモゴモで行なわれた『薬院コモモフ ネコまつり』内の
ワークショップに向けた準備や、物販用の作品づくりに明け暮れた1・2月でした。

そして、気づけば3月頭。
「しまった! また2月分のコラムをすっとばしてしまった…」と、あわててこのコラムを書いております(汗)。

今回のテーマは、私的に今一番ホットな『アモネコ』づくりについて。
アモネコとは、『ネコまつり』のために制作したamo-amoオリジナルのあみぐるみネコのことです。


一体一体、表情が違うアモネコたち

実は、後ろ姿のしっぽもチャームポイント♡

 


『アモネコ』づくりは、イベントの発起人(猫歴24年のイラストレーター)の
「編み物でネコとかつくれる?」という何気ないひと言から始まりました。
「つくれないことはないですけど…」とは言ったものの、
「編み物好き」=「あみぐるみ好き」というわけではありません。
(『あみぐるみ』は、編み物で作った人形のこと。欧米などでも日本語の「Amigurumi」がそのまま使われているほど、日本のあみぐるみカルチャーは世界的に有名です。)

ただ、あみぐるみは、編み物をするというより、ぬいぐるみをつくる感覚に近いんです。
パーツをつくって、縫い合わせて、最後に顔の表情をつける。
この顔をつくる部分が、絵心のない私にとっては超苦手ポイントでした。

ネットで見つけた“かわいいネコ”のあみぐるみを参考にしながら試作品づくりを始めたものの、
案の定、かわいいどころか顔が全然ネコにならない。
特に目が難しくて、ぬいぐるみ用の刺し目を付けてみたり、刺繍にしてみたりしたのですが、
どんどんネコから離れていく一方でした。
苦肉の策で、目をボタンにするという作戦を思いついたのですが、
手持ちのボタンが四つ穴のものしかなく、それを付けた試作品を打ち合わせに持って行ったところ、
コモゴモのメンバー一同に「これは…クマ?」といわれる始末。
あの試作品の写真を撮っておけば、その“クマっぷり”をみなさまにもお見せできたのに…と、
今となっては残念なほどです(笑)。

そうやって恥を忍んで、試作品をみんなに見てもらったおかげで、
「もう少し耳を大きくしたら」「口元の出っ張りをなくしたら」、
「目のボタンを二つ穴にしたら」など、有益なアドバイスを聞くことができました。
それを参考に、顔はもちろん体の模様や足の形などに改良を加え、
試作開始から約1カ月、これならおそらく「ネコに見えるはず」というアモネコが誕生したのです(大汗)。


おかげさまで、ワークショップも大盛況。
アモネコを花や付け襟などのプチアイテムでデコる『アモネコ★デコ』で、
準備した7体のうち4体が、やさしい参加者のみなさんに連れ帰っていただきました。
ありがたや、ありがたや。

花モチーフや、付け襟で着飾ったアモネコたち

 

生みの苦しみは大きかったけれど、つくる度に「かわいい~」と見て癒されたアモネコたち。
その制作には、「編み物」×「ネコ」の強力なセラピー効果がありました。

ということで、このアモネコは、
今後『amo-amo:クラスで編めるものレシピ』にも入れていこうと思っております。


期間中、『ネコまつり』にお越しいただいたみなさま、
そして編みネコグッズを購入いただいたみなさま、どうもありがとうございました。
この場を借りて、心から感謝申し上げます。

そしてまた、来年『ネコまつり』が開催される暁には、
「あんなものやこんなものもつくってみたい」と、今から想像を膨らませているフーミンなのでした。



●文/FOOMIN

■■プロフィール■■

●大迫 章代(FOOMIN/フーミン)…『amo-amo』幹事(日本手芸普及協会認定:棒針編み講師)。
編み物好きな叔母の影響で幼い頃から編み物に親しむ。
タウン誌の編集者、映画パブリシストなど、30代まで編み物とは無縁の生活を送っていたが、40代で休業し渡英したことをきっかけに編み物熱が再燃。
暮らしの中に編み物がある豊かな時間を多くの人に伝えたいと思うように。
帰国後は、フリーライター、編集の仕事をしながら、編むことで日々を癒すヒーリングニッターを目指す。現在、福岡市内を中心にゆるっと活動中。




つづく・・・
>>>次回は4/14頃に更新予定です。


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