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January 05, 2023
ゆるり楽しむ*季節と薬膳
第三話【小寒】 何とおっしゃる兎さん! 兎と亀の秘密
◇◆ ゆるり楽しむ*季節と薬膳 ◇◆
おいしく食べて幸運体質!
季節の変化を示す暦
二十四節気(にじゅうしせつき)に合わせて
気軽に楽しめる“薬膳”のお話しです。
第三話:【小寒】
何とおっしゃる兎さん! 兎と亀の秘密
国際中医薬膳管理師の“ゆうゆう”こと熊谷優子です。
おいしく食べて幸運体質!を目指して、
気軽にできる薬膳をおススメしています。
1月6日は二十四節気の「小寒」。
寒さが本格的になる「寒の入り」です。
新年、明けましておめでとうございます。
今年は卯年。飛び跳ねる兎のイメージから、「飛躍の年」と年賀状に書いた方も多いのでは?!
兎が出てくるお話で有名なのは『兎と亀』。
「もしもし亀よ亀さんよ~♪」の童謡でもおなじみですが、元はイソップ寓話です。
山の頂上を目指して競争する兎と亀。
兎は途中で居眠りしてしまい、先にゴールしたのは亀だった、というお話ですよね。
これは「慢心せずにコツコツ努力せよ」、「目先(勝負相手の亀)より目的(ゴール)を見よ」
といった教訓話と解釈できるんですが。実は、この話には続きがあるんです。
亀に負けた兎は、恥さらしとして仲間はずれにされてしまいます。
けれど、狼が兎たちを狙っていることを知り、知恵をめぐらせ狼を断崖に誘い出し、蹴り落とす…(!)。
こうして名誉挽回、英雄として仲間に再び受け入られるというお話。
なんだかショッキングな続話ですが…
私としては、愛らしいだけではない兎に、むしろほっとするというか、親しみを感じるんですよね。
人間誰しも、可愛らしい面もありつつ、油断したり怠惰だったり、うまいこと立ち回ったりするじゃないですか。
反省したり思い直したりして、3歩進んで2歩下がる。結局は少しずつ前進している。
一飛びに飛躍できなくても、そんな兔でもいいかなあと思ったりします。
そこで、「兎と亀」を食材として見た時に、薬膳的効能は…
と続けようかと思ったのですが。
(フレンチやジビエでは兎料理があり、亀もスッポンなら食べるイメージありますよね?!)
「食うんかい!」と、ある意味イソップよりショックと言われそうなので、
今回は兎が好むイメージの「にんじん」について。
薬膳的効能を見てみると…
◆にんじん:胃腸を整え、血や潤いを補う。疲れ目や視力低下、ドライアイなど目のトラブルに
兎は目が赤いでしょ?
だから、目のトラブルに良いにんじんを食べるんです。
嘘です(笑)。でも、覚えやすいでしょう?!
ちなみに、兎がにんじんを好きなイメージは、ピーター・ラビットからきているそうです。
実際はそこまでないらしい。
▶お料理の例では・・・
【にんじん】…『にんじんと金柑のマリネ』
1年中出回るにんじんですが、秋から冬にかけてが最も栄養価が高くおいしいと時期と言われています。
同じく冬が旬の金柑(きんかん)と合わせて、ビタミンカラーのマリネサラダはいかが?
そうそう、実は亀版の続話もあるのですよ。ご興味ある方はネットで探してみてね~。
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●文/熊谷優子
■■プロフィール■■
●熊谷優子(ゆうゆう)…のんびり薬膳料理研究家
久留米市を中心に『薬膳悠々』として活動。
国際中医薬膳管理師、野菜ソムリエプロ、伝統発酵醸師の資格を持つ。
マイペースに薬膳を続けていたら、長年の冷え性・低血圧・胃弱が改善、気力も充実!
スーパーで買える身近な食材で、「おなかとカラダとココロ」が幸せになる食事づくりを提案。
薬膳・発酵料理教室、季節や体調に合わせたオリジナル薬膳茶体験など。
◎webサイト:『薬膳悠々』⇒https://www.yakuzen-yuyu.com/
つづく・・・
>>>次回は1/20頃に更新予定です。
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