column
October 12, 2022
いいにおいのする台所研究所
連載 第52回 台所でも衣替え、と講座募集最終コール
ワクワク。
場所の名前は、「いいにおいのする台所研究所」。
ここで私が皆さんと食べものの話をするのです。
誰に気兼ねすることなく、
最初から最後までずっと食べものの話をするのです。
ドキドキ。
ここでしばらく時間をかけて趣旨説明をします。
これを読んで、そういうことなら私も食べものの話をしに行きたいな、
と思ってくださったらば、あなたもどうぞスタジオへお越しください。
by natsuko kawakami
52)台所でも衣替え、と講座募集最終コール
「わっ!」という感じで秋が来ましたね。
しかも後ろから突然肩を強めの力で「バン!!!」って感じで。
そりゃー驚きますわ。
台所でも、例年この時期、衣じゃないけれど食材の入れ替え、のようなことをやります。
夏野菜を堪能して、旬の秋野菜が来て、あったかい汁物を解禁して、そろそろ絨毯でも敷こうか〜。
その間に油山に登ったり、近所の公園のベンチでお外ランチしたり(これが好物)、みたいなね。
それが今年はね。。。なんたって「わ!」で来た秋なので、なんだかバタバタ、という衣替えでした。
![](https://monokoto-madein.jp/wp/wp-content/uploads/2022/10/daidokoro_2022_1011_02.jpg)
愛媛の栗。大きくてほっくりしていました
まずはここ福岡では大体8月末から出始める栗がなんだかちょっと遅めだったので
いただきものも含めて短期間でたくさんの栗をワシワシと剥きワシワシと煮込んでいます。
ちょっと先で栗きんとんを作ろうと思っていて、そのためのストックになります。
![](https://monokoto-madein.jp/wp/wp-content/uploads/2022/10/daidokoro_2022_1011_03.jpg)
「どうやって栗を剥くんですか?」と聞かれることが多いので先にお答え。うちはこれです
父の畑の落花生は皮付きのまま30分ほど蒸して、それで食べられるのですが
そこから皮を剥いてフライパンで空炒りしたり、油と塩でちょっと味付けしたり
さらに皮付きのまま空炒りしてみたりと、なんせ量があるのでいろいろ実験中。
![](https://monokoto-madein.jp/wp/wp-content/uploads/2022/10/daidokoro_2022_1011_04.jpg)
これがねえ、味があってうまいんですよ。。。
また父の畑からピーマンやししとう、ゴーヤなどの夏野菜の名残がまだまだ来るので
こたつが欲しい、などと言ったりする寒い夕べに、せっせとチャンプルーしたり
ゴーヤをナムルにしてハマったり、夏野菜の揚げ浸しを作り納めたりしています。
![](https://monokoto-madein.jp/wp/wp-content/uploads/2022/10/daidokoro_2022_1011_05.jpg)
揚げ浸しはたくさん作って冷やしときます
![](https://monokoto-madein.jp/wp/wp-content/uploads/2022/10/daidokoro_2022_1011_06.jpg)
塩漬けの豚ロースをサッと炙って炒め合わせました。お肉は柔らかくて時間もかからずできあがり
そしてその横で寒くなってきたこのタイミングでやはりお餅をついてあんこを炊きました。
もうこれは動物が季節の動きを敏感に感じて冬眠の準備を始めるような行動と言ってもいいでしょう。
あんこもちもいいけれど、やはり朝のぜんざいはたまりません。できたばかりの栗の甘露煮も載せます。
![](https://monokoto-madein.jp/wp/wp-content/uploads/2022/10/daidokoro_2022_1011_07.jpg)
やっぱこれだねえ
父の新生姜もたくさんもらいました。
生のまま土を払ってその辺に置いておく分と、使える状態にしてラップして冷凍しておく分と
そして何と言っても生姜シロップ。新生姜をすりおろし、その水分ときび砂糖だけで作る濃いシロップです。
とまあ、こんな感じ。今年はなんだか台所が夏と秋で混雑しています。
夏野菜は体を冷やしますので、しっかり火を通したり、生姜などと一緒にいただいたり
夏の間はあまり作らない味噌汁をたっぷり仕込んで朝からいただいたり。
春眠暁を覚えず、というけれど私としては秋の方がなんか眠たいので
これはなんだか体がついていってないってことだろうなと思っています。
ホットミルクでも飲んでのんびりするかなあ。。。
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さてさて、それでは来たる料理講座、最終コールです。
各日、だいぶお席が埋まってきました。
「気になるなあ」「えっ!なにそれ?」「やっぱ参加してみようかなあ」、そんなあなた、いらっしゃいませ!!!
今回は、みなさんにちょっとだけの味噌を仕込んでいただきます。
材料はこちらで全部ご用意しますので、あなたにはお手をお借りするだけです。
でも、所長手作りの玄米麹を使いますので、味噌の仕組みがしっかり学べます。
また、麹あるところに塩麹、甘酒、そしておいしいおかず。
難しい?めんどくさい?手強い??そんなイメージもあるかもしれない発酵食品。
みなさんと改めて紐解きながら、日常の台所でお使いいただけるよう楽しくお話をしていきます。
なんと、リクエストをいただきまして、一枠講座が増えています!
お時間合わなかった、というあなたも再度ご検討くださいませ。
さあ、ワクワクしてきたぞ!
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■■第六回講座
『自家製玄米麹で作るちょっと味噌と麹定食』■■
【日時】
2022年10月21日(金) 10:00~12:00【午前の部】 ※残り1枠
2022年10月21日(金) 14:00~16:00【午後の部】New! ※残り1枠
2022年10月22日(土) 14:00~16:00 ※満席となりました
※10/21(金)【午後の部】を追加しました。
【場所】
福岡市中央区薬院2-3-5 エコール薬院 602 →MAP
「comogomo(コモゴモ)」内キッチンスタジオ(地下鉄「薬院大通り」駅からすぐ)
【定員】
6名
【費用】
お一人…5,000円(座学、実技、試食とお土産つき)
【持ってくるもの】
マスク、エプロンをお使いの方はエプロンなど、
髪の毛が落ちないようにするための帽子または三角巾など、
各自手を拭いたりなどするためのタオル、筆記用具。
持ち帰り用の容器。
◎容器について
(お土産→持ち帰り用味噌1kg 用)
今回は味噌を持ち帰るため、そして発酵させるためのジッパー付きの袋を用意します。
その袋をお持ち帰りいただくためのエコバック、
またはタッパーなどなら15cm×20cmくらいの容器があるといいですが、ジッパー付きの袋は変幻自在ですので、
お宅へお持ち帰りいただくためなら多少小さいタッパーでも収納可能だと思います。
その辺について「もっと質問したい!」という方がおられましたら
メールでお返事いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
【新型コロナウィルス感染予防について】
*ご来場の際は、必ずマスクの着用をお願い致します。
*受付時の体温測定、洗面所にてうがい&手洗いをお願い致します。
*新型コロナウイルスの感染拡大状況によっては、講座を中止・
*体調が悪い場合の当日キャンセルを受け付けます。
より良い講座内容の実現と、感染予防対策の両立を目指しております。
ご協力をよろしくお願い致します。
【申込み方法】
題名に「みそ」と書いて
①お名前
②連絡先 ※メールアドレスと、電話番号(緊急連絡用)をお知らせください
③ご希望の回(10/21【午前の部】【午後の部】 or 10/22 のいずれか)
10月21日(金)10:00~12:00【午前の部】/14:00~16:00【午後の部】New!
10月22日(土)14:00~16:00 ※満席となりました
④その他、ご質問・ご要望などあれば
を明記の上、下記のいずれかで『メイドイン編集舎』までお申込みください。
●WEBサイト:「contact」のメールフォーム →☆
●Email:info@monokoto-madein.jp
※こちらからの返信をもって受付完了となります。ご注意ください。
※最少催行人数(4名)に満たないときは、講座を中止することがあります。
※お子様向けの感染症対策、ソーシャルディスタンスの確保等が難しいため、未就学児のご同伴をご遠慮いただいています。
※予約後のキャンセルについては、事前にご連絡ください。
【ご注意ください】
申し込み後、メイドイン編集舎からの
「自動返信メール」や「予約完了メール」が届かないという方へ
携帯メールのアドレスの場合、こちらからの返信が届かないことがあります。
パソコンからのメールは「すべて受信拒否」として届かない設定にされている、などの理由によるものですが、
一部の機種では初期設定でそうなっているものもあるようです。
こちらからの「自動返信メール(※1)」や「予約完了メール(※2)」が届かない場合は、
「ドメイン指定受信」等の制限を解除するか、
メイドイン編集舎のメールアドレスを 「受信可能メール」として設定後にお申込みください。
メイドイン編集舎のメールアドレスは、「@monokoto-madein.jp」というドメインから返信させていただいております。
※1「自動返信メール」…メイドインのWEBサイトの「CONTACT」よりご連絡いただいた場合に、直後に返信が届きます。
※2「予約完了メール」…通常、お申込みより2、3日内にお送りしております。
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つづく・・・
>>>次回は10/11頃に更新予定です。
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●写真・文/川上夏子
■■プロフィール■■
●川上夏子(かわかみ・なつこ)
1974年福岡生まれ。グラフィックデザイナー。ではあるけれども、著作があり、スタイリングもやるし、料理家さんの日雇いアシスタントもやります。
日々マッキントッシュの前に座りながら、頭の中はほぼ「何を作り何を食べるか」でいっぱいであります。
アラフィフの入り口に立ち、いよいよ人生の総まとめとして「食べものの作り手」として本格的に仕事をしていきたいと考えています!趣味は健康管理。
[著書]
『小夏を探す旅』(2020年)
『ぼくらのいえができるまで できてから』(2016年)
『福岡のパンとお菓子の小さなお店』(2013年)
『福岡のまいにちごはん』(2012年)