column
July 25, 2019
ひとしずくの台湾 ーMade in Taiwanを探しにー
drop13 2泊3日の台北旅〈後編〉
福岡市在住フリーランスライターが綴る
「Made in TAIWAN」をテーマにしたアレコレ。
仕事でもプライベートでも、何度でも訪れてしまう台湾の魅力を
ゆるゆると発信します。
by arei maeda
drop13 2泊3日の台北旅〈後編〉
さて、希望廣場のファーマーズマーケットを後にした私たち。
そのまま歩いて10分ほどで『華山(ホワシャン)1914』(華山1914文化創意產業園區)に到着しました。
かつて酒造工場だった建物と敷地をリノベーションした複合施設。
雑貨ショップやカフェ、映画館、イベント会場などが同居しながら、
さまざまな楽しみ方ができるので、誰かを案内する時には立ち寄ることにしています。
ステージではライブイベントも催されていて、
マーケットで買ったクラフトビールを手に、ステージを眺めながらひと休み。
友にとってもお気に入りの場所になったようです。
さて、長居した後は、南へ下って「永康街」へ。
『小茶裁堂』で自然栽培のお茶を購入したり、『来好』でMITの雑貨を眺めたりした後、
目に入ったのは『府城台南美食(フーチョンタイナンメイシー)』の看板。
台南で食べた椎茸ごはんの味が忘れられず、
「台南発のお店がいい!」ということで、こちらで軽くごはんしました。
続いて、一度は体験しておきたいねということで、
永康街公園の向かいにある茶藝館へ。
以前は『回留』という名の茶藝館が
『半畝院子(バンムーユエンツー)』の名でリニューアルしています。
日本人スタッフの方がいて丁寧に指南してくれるため、
茶藝館でのんびりしすぎてしまい、
時間が許せば寄ってみようかなと思っていた『中正紀念堂』や
楽しみにしていたパイナップルケーキ店はパス。
滞在していたホテルの近くにある夜市へと。
『遼寧街夜市(リャオニンチーイエスー)』は、
サラリーマン御用達の海鮮が楽しめるローカル夜市。
ビジネス街も近いため、普段の食事では飲まないイメージの台湾の人たちですが、
ここでは珍しくお酒を飲みながらわいわいガヤガヤな光景が見られます。
店先で豪快に主張する鮮魚に惹かれて品定めしていると、
押しの強い女性店主から矢継ぎ早にメニューを勧められ、
気がつけば店内へ…。
結果、プッシュされたこの白身の揚魚が絶品だったのでした!
ホテルに戻ってぐっすり就寝。
◎日曜日
北エリアに泊まり、西、南と回ったところで、最終日は東方面へ。
午後早い時間までしか時間がなかったので、『台北101』の前で記念撮影をした後、
またまた『好,丘』の週末マーケットへ。
台北のいろんな街の様子を感じられた旅になったのではないかなと思います。
もう少し時間があれば、遠くに足を延ばしてみたいね、と、
猫空、淡水、陽明山などを思い浮かべつつ、
郊外への旅はまた次のお楽しみということで。
『華山1914』で遭遇したマーケットは、この秋、台中の南にある彰化県の鹿港というローカルエリアで開催されるアートフェスの告知をかねてでした。 ■今秋藝術節 Lukang Arts Festival |
●写真・文/前田亜礼
■■プロフィール■■
●前田亜礼(まえだ・あれい)/福岡市在住フリーランスライター。
大分県日田市出身。台北のガイドブック執筆をきっかけに、2009年から台湾へ。
以来、仕事の合間を縫っては気まま旅を楽しんでいます。いつかは台湾暮らしを夢見て、中国語と二胡を修業中。