column
January 15, 2019
ひとしずくの台湾 ーMade in Taiwanを探しにー
drop07 陶器の街・鶯歌老街へ
福岡市在住フリーランスライターが綴る
「Made in TAIWAN」をテーマにしたアレコレ。
仕事でもプライベートでも、何度でも訪れてしまう台湾の魅力を
ゆるゆると発信します。
by arei maeda
drop07 陶器の街・鶯歌老街へ
旅すれば、時には街中からちょっと郊外へ足を運んでみたくなるもの。
台北から列車で30分ほどの新北市に、”陶器の街”があると知り、出かけてみました。
目指すは、うぐいすが歌うまち、なんて軽やかな街名からすでにそそられる『鶯歌老街』。
台北駅から縦貫線(西部幹線)の區間(普通)列車に乗って「鶯歌」で下車します。
快速や特急は停まらないので、ご注意を。
改札を出ると、マップがあるので位置を確認しましょう。
線路に沿って10分ほど歩いて行けば、鶯歌老街の入口にたどり着きます。
道々、目に入る通りの壁や足元に、陶器の町らしく
タイルや陶のオブジェが埋め込まれてあったりと、出くわすモチーフに気分が高まってきます。
駅からは尖山埔路側の入口が近く、そこから小さなお店が連なる通りが続きます。
チープな陶磁器屋さんもあれば、仏陀が佇む高級店もあったり、
右も左も町の産業として発展してきたとわかる、陶磁器屋さんだらけ。
旅友と出かけたのは陽射し照りつける夏模様の5月。
愛玉ジュースを片手に、ぶらり、路地の奥もチェックしながら、
気になるギャラリーを覗いてみたり、アンテナに引っかかるショップに寄って品定めしました。
とはいえ、無数に並ぶ店舗を回って、掘り出し物を見つけようとすると、
時間がかかるので、時間と体力に余裕を持って散策を。
点在する飲食店や空調の効いた『鶯歌光點美學館』という大型店で休憩しながら、巡ってみてください。
『鶯歌陶瓷博物館』まで足を延ばしてみると、
色鮮やかな陶板が展示されていたり、アートな陶の世界が味わえるようですよ。
[アクセス]
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●写真・文/前田亜礼
■■プロフィール■■
●前田亜礼(まえだ・あれい)/福岡市在住フリーランスライター。
大分県日田市出身。台北のガイドブック執筆をきっかけに、2009年から台湾へ。
以来、仕事の合間を縫っては気まま旅を楽しんでいます。いつかは台湾暮らしを夢見て、中国語と二胡を修業中。