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column

September 22, 2017

二十四節気 アロマのヒント ⑲
【秋分】9/23~10/7
観月と瞑想~サンダルウッドの香りで安らぎを~

太陽の運行をもとに一年を二十四に分けた二十四節気(にじゅうしせっき)。
細やかな自然の変化を感じとり、日々の暮らしが豊かになるヒントを
このコラムで伝えていけたらと思います。
by Sakura

     
 

【中秋の名月】
月にはそれぞれ和名が付けられていてとてもロマンチックです。新月からはじまり、繊月、三日月、上弦の月、十日月、十三夜月、待宵の月、十五夜、十六夜、立待月、居待月、寝待月、更待月、下弦の月、有明の月、そして三十日月。今宵の月の呼び名を知れば、その風情がいっそう心に染みてきますね。

 


~秋分~
観月と瞑想~サンダルウッドの香りで安らぎを~

 

太陽が秋分点を通過し、昼と夜の長さがほぼ等しくなる日「秋分」を迎えました。
この日を境に昼が短くなっていき、秋の夜長が始まります。

中秋の名月(旧暦8月15日)もこの頃で、
一年でもっとも月が美しいと言われる季節です。

虫の音に包まれながらのんびりと空を眺め、月が出てくるのを待っている…
まるで夜空からの贈り物のような至福の時間ですね。

また、観月には鎮静の効果もあり、月がきれいに見える満月の夜は
とくに瞑想を行なうのに適しているようです。

瞑想というとつい難しく考えてしまいがちですが、軽く目を閉じて、
息を吐いて吸ってと…単純に呼吸を繰り返すだけでもよいのです。

ぼんやり、ふんわりと内面に意識を傾けることが大事です。
傍らでアロマやお香を焚いたりするとさらにリラックスできそうですね。

瞑想に最適と言われるサンダルウッドの深みある香りは、
深い鎮静効果を導き、邪気を浄化してくれることから、
古代より宗教儀式によく用いられてきました。

心を穏やかにし、落ち着いた心境にしてくれるサンダルウッドの香りは
『全ての答えはあなた自身の心の中に、すでにそろっている』ことを教えてくれます。

自分の本質と向き合いたい時にはサンダルウッドの香りを焚いて
安らぎの時を過ごしてみてはいかがでしょうか。

ひろがる香りに包まれて、ゆったりと秋の夜長を楽しめますように。

 

 

<サンダルウッド/白檀の精油>


日本でも古くから用いられている香木「ビャクダン」から採れる精油。
樹齢30年以上の樹の心材のみを原料とするため非常に貴重なのですが、
その素晴らしい香りから乱獲が進み、絶滅に瀕しているそうです。
  
●科名:ビャクダン科
●主な産地:インド、インドネシア、パラグアイ、ニューカレドニア
●抽出部位:心材
●抽出方法:水蒸気蒸留法
●主な成分:サンタロール、サンタレン、サンテノン
●主な働き:鎮静作用、消毒殺菌作用、肌のひきしめ、エモリエント作用、呼吸器系の炎症の緩和など
        

 
 
 
<簡単アロマ術⑲…芳香浴> 

 
●サンダルウッドのお香に火をつけ、揺らぐ香りをお楽しみください。
※マグカップにお湯を入れて、精油を数滴おとすだけでも簡単に芳香浴ができます。
  

 

 
●写真・文/Sakura


■■プロフィール■■
●関 友美…アロマセラピスト。
カウンセリング重視のアロマセラピー『Sakura』として活動中。鹿児島県出身、霧島市在住。
学生~社会人時代と福岡&東京で過ごし、イベンター、レコード会社のプロモーター、情報・出版、芸能マネージメント業などに携わる。
多くの人との出会いの中で、様々な問題や悩みに触れ、相談を受けることも多数。癒しの大切さを知り、ヒーリングを学び始める。
日本アロマ環境協会・認定アロマセラピストとして資格を取得。
聴覚障害特別支援学校の児童に向けたアロマセラピー他、出張セラピーやワークショップ等を行なう。