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June 21, 2025
ゆるり楽しむ*季節と薬膳 2
第十話【夏至】夏はざるそば!薬膳的には何そばがいい?
◇◆ ゆるり楽しむ*季節と薬膳 2 ◇◆
おいしく食べて幸運体質!
気軽に楽しめる“薬膳”のお話、第2シリーズ。
季節の変化を示す暦
二十四節気(にじゅうしせっき)に合わせて
よく食べる料理や行事食の薬膳的魅力をお伝えします。

びわが旬ですね。たわわに実ってます(by ゆうゆう)
第十話【夏至】
夏はざるそば!薬膳的には何そばがいい?
国際中医薬膳管理師の“ゆうゆう”こと熊谷優子です。
おいしく食べて幸運体質!を目指して、
気軽にできる薬膳をおすすめしています。
6月21日から7月6日は、二十四節気の「夏至」。
日の出から日の入りまでの時間が1年で最も長い日を「夏至」と言い、今年は6月21日です。
二十四節気では次の「小暑」までの期間のことを指します。
季節的には梅雨ですが、あ~夏が来た!という感じしますよね。
夏の風物詩はたくさんありますが、そば好きな私は、そうめんやうどんよりそば。
ざるでも温かくても、夏でも冬でもそば派です。
薬膳的効能を知ると、なぜそばが好きなのか、納得がいきました。
「そばも薬膳です」☝
◆そばの薬膳的効能を見ると…
①そば(蕎麦):体の熱を冷まし、気を巡らせる。
消化器系の働きをよくする。食欲不振やストレスを感じるときにも。
ストレスがあると気の流れが滞りますし、脾(ひ・消化器系)に影響することもあります。
私は正にこの状態だったんです。
同じような方、多いんじゃないでしょうか? そばオススメですよ!
夏のそばでよくある組み合わせに、「とろろそば」「おろしそば」がありますね。
これもとてもいいと思うんです。
もう1つご紹介したいのが「鴨南蛮そば」。
鴨肉とねぎが入った汁をかけていただく温かいそばです。

◆とろろ(山芋)、大根、鴨肉・ねぎの薬膳的効能を見ると…
②山芋:消化器系を整え、気や潤いを補う。
肺を潤し、腎の働きを助ける。疲労回復やエイジングケアに。
③大根:消化を促進し、気の巡りをよくする。
痰を取る。嘔吐や消化不良、喉の不調に。
④鴨肉:体の熱を冷まし、潤いと血を補う。消化器系を整える。
余分な水分を出す。胃腸 の不調やむくみに。
⑤ねぎ:体を温め、発汗により発散させる。消化器系を整える。
カゼの初期症状や冷えが気になるときに。
夏バテや疲労を感じる方は、気が不足するので、気を補う山芋を。
ストレスが胃腸にくる方は、消化不良を改善し、上がりすぎた気を降ろす働きがある大根。
どちらもさっぱりいただけますし、ぜひそばにプラスしてほしい食材です。
「鴨南蛮そば」は冬のイメージがあるかもしれません。
鴨は渡り鳥で、冬に日本にやってくるので冬のものだったんですが、
最近は養殖ものが通年であります。
鴨の「熱を冷まし潤いを補う」働きは、暑い夏にぴったりですし、
湿気の多い日本の夏には「余分な水分を出す」働きも合っています。
合わせるねぎは、温める性質で体を冷やしすぎないので、鴨とよいコンビです。
ちなみに…
アニメやゲームで人気の「ポケットモンスター」に、「カモネギ」というキャラクター(ポケモン)がいるんです。
姿は鴨、太くたくましいねぎをふるい、勇敢に戦う戦士なんです。
何の話?と思ってるでしょ(笑)。
このキャラは、いわゆる「鴨がねぎを背負って来る」という言い回しから生まれたんでしょう。
この表現は、鴨鍋の材料となる鴨とねぎがそろって現れることから、
好都合であること、おあつらえ向きなことを意味するわけです。
しかし、この「カモネギ」は、ねぎを武器に「そうはさせるか!」と戦いを挑んで来るんですよ。
弱みを強みに!その負けん気と勇気に、ワタクシは参りました。
ということで、夏におあつらえ向きな「鴨南蛮そば」、オススメです(笑)。
ざるそばに鴨とねぎのつゆを添えて出すお店もあるみたいですよ。
▶アレンジレシピ
【きゅうりのぶっかけ梅そば】
夏が旬のきゅうりと梅干しでいただくそばです。
さっぱりと食べられますし、色味もきれいです。
失った水分を補い、余分な水分は出す。汗の出すぎを抑える。夏向きの組み合わせです。
⑥きゅうり:体の熱を冷ます。潤わせつつ、余分な水分を出す。喉の渇きやむくみに。
⑦梅:潤いを補う。汗が出すぎるのを抑える。咳や下痢を止め、痰を取る。疲労回復にも。

■レシピ参考 →☆(サイト:『薬膳 悠々』)
そば食べたくなったでしょ?
十割そばは、そば100%ですが、それ以外のそばは小麦とのブレンドです。
①の働きのためには、なるべくそばの割合が多いものがよいですよ。
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●文/熊谷優子
■■プロフィール■■
●熊谷優子(ゆうゆう)…のんびり薬膳料理研究家
久留米市を中心に『薬膳悠々』として活動。
国際中医薬膳管理師、野菜ソムリエプロ、伝統発酵醸師の資格を持つ。
マイペースに薬膳を続けていたら、長年の冷え性・低血圧・胃弱が改善、気力も充実!
スーパーで買える身近な食材で、「おなかとカラダとココロ」が幸せになる食事づくりを提案。
薬膳・発酵料理教室、季節や体調に合わせたオリジナル薬膳茶体験など。
◎webサイト:『薬膳悠々』⇒https://www.yakuzen-yuyu.com/
つづく・・・
>>>次回は7/7頃に更新予定です。
前の記事を読む>>>『ゆるり楽しむ*季節と薬膳』




