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May 04, 2024

ゆるり楽しむ*季節と薬膳
第三十五話【立夏】
目には青葉と鯉のぼり、口には鯉と初鰹

◇◆ ゆるり楽しむ*季節と薬膳 ◇◆

おいしく食べて幸運体質!

季節の変化を示す暦
二十四節気(にじゅうしせつき)に合わせて
気軽に楽しめる“薬膳”のお話しです。






第三十五話【立夏】
目には青葉と鯉のぼり、口には鯉と初鰹


国際中医薬膳管理師の“ゆうゆう”こと熊谷優子です。

おいしく食べて幸運体質!を目指して、
気軽にできる薬膳をおススメしています。

5月5日から19日は、二十四節気の「立夏」。
気温が25℃を超える日があると、もう夏?と思いますが、暦の上でも夏の始まりです。

そして、5月5日は「こどもの日」。
この季節の風物詩と言えば鯉のぼり。
子どもの健やかな成長と立身出世の願いが込められています。

童謡では、「真鯉(黒)はお父さん、緋鯉は子どもたち」と歌ってますが、
最近は「緋鯉(赤)はお母さん、青や黄やピンクなどの小さい鯉は子ども」とすることが多いんですって。
青空を元気に泳ぐカラフルな鯉! 清々しいですね!

鯉のぼりは食べられませんが、本物の魚の鯉(こい)は?
お刺身で食べる「アライ」や、味噌汁のような「こいこく」といった料理がありますね。
食べたことない方も多そうですが、福岡も含め全国的に郷土料理としてあるようですよ!








薬膳的効能を見てみると…

◆鯉(こい):体の余分な水分を排出する。
咳を止める。母乳の出を良くする。むくみや食欲不振、倦怠感などに。

鯉は、たんぱく質やビタミンB群・D・Eが豊富に含まれ、「薬用魚」と呼ばれるほど栄養価が高いんです。

とはいえ、庭園の池などで泳いでいる鯉は観賞用ですから、釣って食べるのはやめましょう(窃盗だしね(汗))。
スーパーで買えるほど身近にはないので、立夏の頃に出回る魚を紹介しますね。


それは「鰹(かつお)」。
鰹の旬は春から初夏と秋の2回あり、春は「初鰹」、秋は「戻り鰹」と呼ばれます。

◆鰹(かつお):気血を補う。
消化器系の働きを高める。疲労、体力低下、エイジングケアに。

ゴールデンウイークに遊び疲れてエネルギー切れ…! 食べすぎて胃の調子が…!
そんなときに鰹はぴったりですよ。
手軽に摂りたければ、ツナ缶やかつお節もありますしね。
(ツナ缶にはマグロもあるので、確認してから購入してね~)



▶お料理の例では・・・

【鰹】…鰹の大葉巻き&ごま焼き
季節の薬膳としては、春は大葉巻き(ストレスで滞った気を巡らし、肝血を補う)、秋はごま焼き(ごまで潤す)ですが、
体調やお好みでどちらを選んでも、両方でも!
余った鰹のタタキのリメイクにもいいですよ。

魚をほとんど食べない人で大動脈疾患死亡が2倍に増えるという研究結果が、国立がん研究センターから発表されてます。

魚も食べたいですね!





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●文/熊谷優子

■■プロフィール■■
●熊谷優子(ゆうゆう)…
のんびり薬膳料理研究家
久留米市を中心に『薬膳悠々』として活動。
国際中医薬膳管理師、野菜ソムリエプロ、伝統発酵醸師の資格を持つ。
マイペースに薬膳を続けていたら、長年の冷え性・低血圧・胃弱が改善、気力も充実!
スーパーで買える身近な食材で、「おなかとカラダとココロ」が幸せになる食事づくりを提案。

薬膳・発酵料理教室、季節や体調に合わせたオリジナル薬膳茶体験など。
◎webサイト:『薬膳悠々』⇒https://www.yakuzen-yuyu.com/



つづく・・・
>>>次回は5/20
頃に更新予定です。


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