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column

September 28, 2022

いいにおいのする台所研究所
連載 第51回 料理講座の大まかな流れ

ワクワク。

場所の名前は、「いいにおいのする台所研究所」。
ここで私が皆さんと食べものの話をするのです。
誰に気兼ねすることなく、
最初から最後までずっと食べものの話をするのです。

ドキドキ。

ここでしばらく時間をかけて趣旨説明をします。
これを読んで、そういうことなら私も食べものの話をしに行きたいな、
と思ってくださったらば、あなたもどうぞスタジオへお越しください。
by natsuko kawakami





51)料理講座の大まかな流れ

興味はある、けどちょっと敷居が高い。
そんなお声をよく頂戴するのでびっくりする。
あ、確かにスタジオ入口にちょっとだけ段差はありますね。でもそれだけです。

ワタクシがよくこのコラムで垂れ流す食へのモワッとした熱い思いが
お料理は得意じゃない(けど習ってみたくなくもない)という方に
「なんかすごく難しそう!」なんて思わせてしまっているのとしたら。。。

あきまへんな。
私の戦略がまちがってました。
ここでお詫び申し上げます。



今回は味噌。以前の講座で味噌汁は少しだけお話ししたのですが、今回はガッツリ

 

レシピなら「やらないならやらないで済むのはどの行程か」が気になるタイプです。
やりたくないことはできるだけやらない。苦手な言葉は「二度手間」。
自分に甘いので、他人にはもっと甘い。それがワタクシ。

丁寧な暮らし、というのがあるとすればそれは、
やるべきことをさっさと終わらせて、自分の時間がこってり残ってること。
昼寝しようか、茶でも飲もうか。うろこ雲広がる秋の空。

そんな私でもですね、体に入れるものは納得したいんですよ。どうしても。
そこらへんの線引きというのがですね、私の講座の大きなテーマになっているのではないかと
こう思うわけです。


講座は大体2時間を予定しております。
まずはお客さまが到着されたらお手洗いや身支度を整えていらっしゃる間に
ウエルカムドリンクをご用意します。

大体は季節果物のシロップを溶かした炭酸水をお出ししています。
朝の講座は特に、起きたばっかり、という方もおられるので景気付けに刺激的な一杯。ぐぐいと。
暑い夏の日、じめじめの季節、ちょっと肌寒い時、その日の肌感覚を確認してからお出しするものを決めています。

お待ちの方にはあらかじめ所長手製の分厚いレジュメをお読みいただいたりしています。
レシピなどの紹介、というよりもコラムのテンションを上回る熱い思いをしたためた一人語りのような重たい代物(てへ)。
こないだのあんこの時のレジュメはもうちょっと危ない感じすらしたヤヴァイやつです。


みなさんお揃いになったら、まずは自己紹介。
その日のテーマについて、どんな印象をお持ちなのかをお尋ねしたりします。
定員は6名と少人数。お一人でもお友達お誘いでも、所長が全力で盛り上げます(そういうの得意)。

キッチンスタジオは学校の家庭科室のように人数分の施設が一通り揃っている感じではありません。
なので、所長がご説明をしながら主にデモンストレーションをし、
ご参加のみなさんにところどころ実技をしていただく流れです。

それでいいのかしらん、博多駅にあるでっかいスタジオみたいに
それぞれが一通りの献立を全作業やって、という感じじゃないと
ご満足いただけないのではないかといろいろ試行錯誤したりもしたのですが。

先日ご参加いただいた方にそういうことをお尋ねしたところ
「料理が得意ではないので、全部をやるとなるとあたふたして焦るけれど
このやり方なら落ち着いて話を聞いたりちょっとやってみたりできていい」とおっしゃって。

なるほどね!
と。
私のようなイッチョ噛み、あれもこれもやりたい落ち着かない派は目から鱗が落ちました。


試食をお召し上がりいただいたり、その日のテーマによっては
具材などをバイキング形式(そういうの好き)にして
あなただけのオリジナルの何かを作っていただいたりというお楽しみもございます。



味噌を使った小さな定食をお出しします

 

最後は三年番茶。しっかりと天日で干した茶色いお茶をお出しします。
アンケートを書いていただいたり、のんびりおしゃべりしたり。
ここでも私がちょっかい入れます。質疑応答、というよりももはや所長ボヤキタイム?

また、ずっと並走してくださってるメイドインの伊藤尚子さんによるフォローも名物。
暴走する所長をタイムキープしたり、ご参加のみなさんこう思ってるかも?みたいなことも
傍からしっかりと拾ってくださったり、フトコロが広すぎてこちとら迷子になるレベルの明るい先輩なんです。

他の料理教室と何がちがうと言えば。。。
まず所長のワタクシがなんの資格も持っていないということ(えらそう)。
そこで研究所と名づけ、長年台所で一人モチャモチャしてきたことを発表し、皆さんに発表する場としているということ。

モットーは、自分が健康で長生きする、家族を、地球を、健康で長生きさせるということを、台所から考えること。
そこには笑いが、楽しさが、夢があるべきだということ。
日々の小さい一歩をおろそかにせず、その賢明な歩みの積み重ねが人生となること。

『いいにおいいのする台所研究所は今回の講座を持って一旦終了し、新しい企画を始めます。
「気になるけど」「どうしようかな」そんなあなたのご参加をお待ちしております。
最後の講座は味噌と麹。



味噌パワー炸裂中。味噌汁だけでない、しかも簡単にいつもの食卓にのせていただける献立をご紹介します


所長の手作り玄米麹から味噌を考えることで、知ってるようで知らない味噌の仕組みを学びます。
せっかく麹を起こすので、ついでに塩麹や甘酒についてもご紹介します。
手軽に作れる量の味噌と、小さな麹定食のおまけ付きです。



大豆をたくさん煮るのも時間がかかりますが、今回はここまでご用意してますのでご心配なく

 

ぜひ、キッチンスタジオであなたと会いたい。
お待ちしております。
そして次の楽しい企画についてもお話ししていきます。



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■■第六回講座
『自家製玄米麹で作るちょっと味噌と麹定食』■■

【日時】
2022年10月21日(金) 10:00~12:00【午前の部】 ※残り1枠
2022年10月21日(金) 14:00~16:00【午後の部】New! ※残り1枠
2022年10月22日(土) 14:00~16:00 ※満席となりました
※10/21(金)【午後の部】を追加しました。


【場所
福岡市中央区薬院2-3-5 エコール薬院 602 →MAP
「comogomo(コモゴモ)」内キッチンスタジオ(地下鉄「薬院大通り」駅からすぐ)

【定員
6名

【費用
お一人…5,000円(座学、実技、試食とお土産つき

持ってくるもの
マスク、エプロンをお使いの方はエプロンなど、
髪の毛が落ちないようにするための帽子または三角巾など、
各自手を拭いたりなどするためのタオル、筆記用具。
持ち帰り用の容器。

◎容器について
(お土産→持ち帰り用味噌1kg 用)

今回は味噌を持ち帰るため、そして発酵させるためのジッパー付きの袋を用意します。
その袋をお持ち帰りいただくためのエコバック、
またはタッパーなどなら15cm×20cmくらいの容器があるといいですが、ジッパー付きの袋は変幻自在ですので、
お宅へお持ち帰りいただくためなら多少小さいタッパーでも収納可能だと思います。
その辺について「もっと質問したい!」という方がおられましたら
メールでお返事いたしますので、お気軽にお問い合わせください。



【新型コロナウィルス感染予防について】
*ご来場の際は、必ずマスクの着用をお願い致します。
*受付時の体温測定、洗面所にてうがい&手洗いをお願い致します。
*新型コロナウイルスの感染拡大状況によっては、講座を中止・変更することがあります。 
*体調が悪い場合の当日キャンセルを受け付けます。
より良い講座内容の実現と、感染予防対策の両立を目指しております。
ご協力をよろしくお願い致します。


【申込み方法】
題名に「みそ」と書いて
①お名前
②連絡先 ※メールアドレスと、電話番号(緊急連絡用)をお知らせください
③ご希望の回(10/21 or 10/22 のどちらか)
 10月21日(金)10:00~12:00【午前の部】/14:00~16:00【午後の部】New!
 10月22日(土)14:00~16:00 ※満席となりました
④その他、ご質問・ご要望などあれば
を明記の上、下記のいずれかで『メイドイン編集舎』までお申込みください。

●WEBサイト:「contact」のメールフォーム →

●Email:info@monokoto-madein.jp

こちらからの返信をもって受付完了となります。ご注意ください。
※最少催行人数(4名)に満たないときは、講座を中止することがあります。
※お子様向けの感染症対策、ソーシャルディスタンスの確保等が難しいため、未就学児のご同伴をご遠慮いただいています。
※予約後のキャンセルについては、事前にご連絡ください。

【ご注意ください】
申し込み後、メイドイン編集舎からの
「自動返信メール」や「予約完了メール」が届かないという方へ

携帯メールのアドレスの場合、こちらからの返信が届かないこと
があります。
パソコンからのメールは「すべて受信拒否」として届かない設定にされている、などの理由によるものですが、
一部の機種では初期設定でそうなっているものもあるようです。
こちらからの「自動返信メール(※1)」や「予約完了メール(※2)」が届かない場合は、
「ドメイン指定受信」等の制限を解除するか、
メイドイン編集舎のメールアドレスを 「受信可能メール」として設定後にお申込みください。
メイドイン編集舎のメールアドレスは、「@monokoto-madein.jp」というドメインから返信させていただいております。

※1「自動返信メール」…メイドインのWEBサイトの「CONTACT」よりご連絡いただいた場合に、直後に返信が届きます。
※2「予約完了メール」…通常、お申込みより2、3日内にお送りしております。

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つづく・・・
>>>次回は10/11頃に更新予定です。


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●写真・文/川上夏子

■■プロフィール■■

●川上夏子(かわかみ・なつこ)
1974年福岡生まれ。グラフィックデザイナー。ではあるけれども、著作があり、スタイリングもやるし、料理家さんの日雇いアシスタントもやります。
日々マッキントッシュの前に座りながら、頭の中はほぼ「何を作り何を食べるか」でいっぱいであります。
アラフィフの入り口に立ち、いよいよ人生の総まとめとして「食べものの作り手」として本格的に仕事をしていきたいと考えています!趣味は健康管理。
[著書
『小夏を探す旅』(2020年)
『ぼくらのいえができるまで できてから』(2016年)
『福岡のパンとお菓子の小さなお店』(2013年)
『福岡のまいにちごはん』(2012年)