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column

July 22, 2017

二十四節気 アロマのヒント ⑮
【大暑】7/23~8/6
南国パワー「月桃」で紫外線に負けない肌づくり

太陽の運行をもとに一年を二十四に分けた二十四節気(にじゅうしせっき)。
細やかな自然の変化を感じとり、日々の暮らしが豊かになるヒントを
このコラムで伝えていけたらと思います。
by Sakura

    
 

【月桃】
亜熱帯地域に自生する植物「月桃」は沖縄ではサンニンとも呼ばれ、昔から薬草としても用いられてきました。その独特な香りは好き嫌いが分かれるようですが、様々な効能を持つ月桃は化粧水、石鹸、健康食品、ハーブティー など広く活用されており、暮らしの中に潤いや癒しを与えてくれています。

 


~大暑~

南国パワー「月桃」で紫外線に負けない肌づくり

 

ようやく梅雨が明けましたね。
蝉が鳴き始め、気温も一気に上がり、本格的な夏の到来です。
二十四節気では最も暑い時期「大暑」に入りました。

夏バテを防ぐために滋養のあるものを食べる「土用の丑の日」もこの頃です。
定番はやはり鰻、ほかには梅干し、うどんなど「う」のつくものも食すようです。

栄養をしっかり摂り、休息をとること。
そして、楽しみを見つけて気分を上げていくことも大事ですね。

もうすぐ夏休みもやってきます!
バカンスにはやっぱり南の島は魅力的。
美しい海や大自然、美味しい料理、お酒や音楽…
心と身体を満たしてくれるもので溢れていますよね。

南の島では、太陽の光をめいっぱい浴びて、
色鮮やかに咲く花をたくさん目にします。

「月桃」も真夏に咲く花で、
沖縄や南の島のあちらこちらで目にすることができますが、
他の地域ではほとんど見ることがありません。

高さは2メートル位になり、
垂れ下がるように白い(先のほうだけピンク色の)可憐な花を咲かせます。

防虫効果や抗菌作用に優れているので、
昔から虫除けなどで生活に役立っている植物でしたが、
近年ではとくに美容面での効能が注目を集めています。

月桃には赤ワインの34倍ものポリフェノールが含まれていることが分かり、
抗酸化作用や、水分保持作用、シミ、そばかす予防、
ニキビや赤みの軽減などお肌に嬉しい効能がたくさんあります。

月桃の精油とグリセリンがあれば簡単に化粧水を作れるので、
この夏に常備しておくのもオススメですよ。

南国の強い太陽の光を浴びた植物や果物には沢山の栄養が蓄えられています。
自然の恵みを素直に受けとって、心と身体が喜ぶことをたくさんしてあげたいですね。

英気を養い、いつも笑顔でいられる毎日でありますように。

 

 

<月桃の精油>



スッキリとした、爽やかな甘さのあるグリーン調の香り。
花から精油が採れると思われがちですが、実は葉っぱから抽出されています。
ほんのわずかの量しか採れないため希少価値の高い精油です。

●科名:ショウガ科
●主な産地:沖縄、石垣島
●抽出部位:葉
●抽出方法:水蒸気蒸留法
●主な成分:テルピネン4オール、ボルネオール、サビネン
●主な働き:抗菌作用、防虫効果、肩こりや筋肉痛の緩和、シミ・そばかす予防など
  

 
 
 
<簡単アロマ術⑮…月桃精油の化粧水> 
 

 
[材料]
・月桃精油…5滴
・グリセリン…5ml
・精製水…45ml
・ガラス棒
・ガラス瓶
 
 [作り方]
①ビーカーにグリセリンと月桃精油を入れてガラス棒でよく混ぜます。
②精製水を加え、よく混ぜて容器に入れます。
※ 冷蔵庫で保管し、使用時によく振り、2週間を目安にお使い下さい。


  

 
●写真・文/Sakura


■■プロフィール■■
●関 友美…アロマセラピスト。
カウンセリング重視のアロマセラピー『Sakura』として活動中。鹿児島県出身、霧島市在住。
学生~社会人時代と福岡&東京で過ごし、イベンター、レコード会社のプロモーター、情報・出版、芸能マネージメント業などに携わる。
多くの人との出会いの中で、様々な問題や悩みに触れ、相談を受けることも多数。癒しの大切さを知り、ヒーリングを学び始める。
日本アロマ環境協会・認定アロマセラピストとして資格を取得。
聴覚障害特別支援学校の児童に向けたアロマセラピー他、出張セラピーやワークショップ等を行なう。