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July 07, 2025
ゆるり楽しむ*季節と薬膳 2
第十一話【小暑】和スイーツで涼もう!涼菓の薬膳
◇◆ ゆるり楽しむ*季節と薬膳 2 ◇◆
おいしく食べて幸運体質!
気軽に楽しめる“薬膳”のお話、第2シリーズ。
季節の変化を示す暦
二十四節気(にじゅうしせっき)に合わせて
よく食べる料理や行事食の薬膳的魅力をお伝えします。

■猿田彦神社(東京都永田町)
今度の小暑は、令和7年7月7日。幸運を祈りたくなりますね。こちらは道案内の神さま。先日上京した際、立ち寄りました。岐路に立たされたときお力をいただきたくなりそうです。(by ゆうゆう)
第十一話【小暑】
和スイーツで涼もう!涼菓の薬膳
国際中医薬膳管理師の“ゆうゆう”こと熊谷優子です。
おいしく食べて幸運体質!を目指して、
気軽にできる薬膳をおすすめしています。
7月7日から21日は、二十四節気の「小暑」。
日に日に暑さが増していく頃。
例年ならわが家地方はまだ梅雨なんですが、今年は6月中に梅雨明け!
最も早い梅雨明けなんですって!
猛暑の予感に震えがきます…。
震えてもちっとも寒くなりませんが(笑)、少しでも涼しくする方法はないものか?
あるんです、日本には「涼菓」というものが!
水羊羹、葛きり、葛まんじゅう、わらび餅、あんみつ、ところてん。
喉越しがよく、ひんやりとした食感が心地よい和菓子ですね。
見た目も透明感があって涼しげなものが多いです。
「涼菓も薬膳です!」☝
と言い切るには説明が必要ですけども。
食材の働きを見ていくと、夏の養生によいものが使われているんです。
代表して、水羊羹と葛まんじゅうを見てみましょう。
◆水羊羹の薬膳的効能を見ると…
①小豆:体の余分な水分を出し、熱を冷ます。
むくみや体の重だるさが気になるとき、膿を持ったできものに。
②寒天:体の熱を冷ます。痰やしこりを取る。
便秘(特に体が熱をもっていることによるもの)に。
◆葛まんじゅうの薬膳的効能を見ると…
③葛粉(くず):体の熱を冷まし、発汗により発散させる。
血行を促進する。カゼの引き初めの悪寒・発熱・頭痛などのほか、首や肩のこり・こわばりにも。

見るからに涼しげ!
和菓子に欠かせないあんこは、小豆を甘く炊いたものです。
体の余分な水分や不要なものをデトックスする「利水」「解毒」といった働きがあります。
湿気の多い時期、雨の日に体調が悪くなる方や、二日酔いのときにもよいですし、
夏に養生したい「心(しん)」の働きを高めます。
寒天は食物繊維が多く含まれ、低カロリーなのも嬉しいところです。
熱を冷ます力が強いので、夏にぴったり!
葛まんじゅうの「葛」は、葛の根っこを乾燥させたもので、生薬名は「葛根(かっこん)」。
カゼの引き初めに使われる「葛根湯」は、漢方薬でも有名ですね。
「葛湯(くずゆ)」のイメージがあるからか、体を温める性質と思われがちですが、実は熱を冷まします。
季節でいうなら夏向きなんです。
体を温めたいときの葛湯は、しょうがや黒砂糖など温める方向のものと合わせるといいです。
そして、葛湯をはじめ、葛を片栗粉で代用したものをみかけますが、片栗粉の多くはじゃがいものでんぷんです。
葛とは違うので、働きも当然違います。その辺りも選ぶときには気にしてみてくださいね。
ところで、ところてんは「心太」と書きます。
薬膳的に「心(しん)」は血液を全身に送り出すポンプの役割だったり、精神活動を意味したりします。
「心を太くする」ところてん。なんだか夏に食べたらよさそうではないですか?
◆ところてんの薬膳的効能
④天草:②寒天と似た働き
ところてんの原料は天草(てんぐさ)という海藻です。
寒天にも天草が多く使われています。
ところてんはあんこが入らず、酢醤油などで食べますので、さらに低カロリーです。
甘いものや冷たいものの食べすぎは、胃腸を痛めますのでほどほどに…。
和菓子はバターなどの油脂があまり含まれませんので、その点はヘルシーですね。
▶アレンジレシピ
【つぶあんの水ようかん】
料理教室では「簡単でおいしい!」と好評だった水ようかん。
小豆を食べている感を強くしたくて、つぶあんにしました。
ちなみに、アンパンマンもつぶあんだそうです。なんのこっちゃ(笑)。

■つぶあんの水ようかん
レシピ参考 →☆(サイト:『薬膳 悠々』)
見た目が涼しげなだけでなく、体の熱を冷ます働きもある涼菓、デザートにいかがですか?
これも夏の楽しみですね!
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●文/熊谷優子
■■プロフィール■■
●熊谷優子(ゆうゆう)…のんびり薬膳料理研究家
久留米市を中心に『薬膳悠々』として活動。
国際中医薬膳管理師、野菜ソムリエプロ、伝統発酵醸師の資格を持つ。
マイペースに薬膳を続けていたら、長年の冷え性・低血圧・胃弱が改善、気力も充実!
スーパーで買える身近な食材で、「おなかとカラダとココロ」が幸せになる食事づくりを提案。
薬膳・発酵料理教室、季節や体調に合わせたオリジナル薬膳茶体験など。
◎webサイト:『薬膳悠々』⇒https://www.yakuzen-yuyu.com/
つづく・・・
>>>次回は7/22頃に更新予定です。
前の記事を読む>>>『ゆるり楽しむ*季節と薬膳』




