MADEin2013spring page 9/52

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て福岡市内のデザイン事務所に10年勤務。その後、正憲さんの実家である北九州市八幡の工務店の一角で〈KURIworks〉を始めた。実家の工務店を継ぎ、新たにオリジナル家具や雑貨を作る…。それは初めからの計画だった....

て福岡市内のデザイン事務所に10年勤務。その後、正憲さんの実家である北九州市八幡の工務店の一角で〈KURIworks〉を始めた。実家の工務店を継ぎ、新たにオリジナル家具や雑貨を作る…。それは初めからの計画だったのだろうか？「いいえ全然！そんなこと思ってませんでした。彼女が家の押し入れに収納できる、ちょうど良いサイズのラックを欲しがっていたんですよ…（正憲さん）」。「いろいろ探すけど見つからなくて、デザインも〝こうこうこういう感じのものが欲しい?と話していると、そういうのだったら作れるよと、彼が作ってくれたのがきっかけでした（恵子さん）」。恵子さんのリクエストにあれこれ応え、その後出来上がったオリジナル第一号は、他の人からも欲しい！と言われる出来栄えに。ブログに載せたところ、〝譲ってください?という人まで現れて、結局、そのまま千葉に出荷することとなった。とあるイベントで見かけた小ぶりのマガジンラック。木と鉄で作られたそれは、シンプルでナチュラル、機能的にも見える。それが〈KU R Iw orks〉との出会いだった。作っていたのは、栗須正憲さんと恵子さんのご夫婦。九州造形短大の同級生だった二人は、それぞれグラフィックデザイナーとし夫婦ユニットではじめたオリジナル家具づくりKURIworksクリワークス09