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大橋歩(おおはし・あゆみ)イラストレーター。1940年、三重県生まれ。雑誌や単行本、広告など、多様なジャンルで活躍。特に、暮らしにまつわるイラストやエッセイは、幅広い世代のファンをもつ。'02年に、自身で企....

大橋歩(おおはし・あゆみ)イラストレーター。1940年、三重県生まれ。雑誌や単行本、広告など、多様なジャンルで活躍。特に、暮らしにまつわるイラストやエッセイは、幅広い世代のファンをもつ。'02年に、自身で企画編集・取材・撮影をすべて行なう雑誌『アルネ』を創刊('10年3月に終了)。他にも「自分が着たいもの」をコンセプトにつくった〈a.(エードット)〉などを展開中。『TAGSTA』で開催された大橋歩(村上ラヂオ/村上春樹著)挿絵版画展大橋歩INTERVIEWぽつんぽつんと繋がる感じ今年11月、『大橋歩挿絵版画展』で、初の来福&在廊となった大橋さん。東京、石川、京都、鳥取etc.…と全国ツアー並みの規模だが、その会場はギャラリーのみならず、書店、ショップ、カフェなど様々だ。多くのものを生み出している大橋さんにとって、(表現をする場として)魅力的な空間、ハコとはどんなものだろう?大橋:こだわりはあまりないですが、少しでも知ってるところ、なんとなくの繋がりがある場所にしますね。私自身は知らなくても現地の知人が知っているところだったり。たとえば京都の『恵文社』さんなんかは、一番最初に『アルネ』を置いてくださったところ。まだ私が一生懸命手作りしてる頃でしたが、そういうところが、なんとなく理解があるかなと(笑)。今回、『TAGSTA』さんは、熊本の『ギャラリーmoe』の荒木さんの協力で実現しました。私は自らどんどん開拓はしないから、そんなには広がらないんです。ぽつんぽつんと繋がる感じ。―とはいえ、大橋さんには精力的なものづくりのイメージがあります。イラストやエッセイ、雑誌や服づくりりと、手掛けるものも多彩!大橋:好きなことをやってたらこうなっちゃったみたい(笑)。私、ひとつのことを長くやれないのかもしれません。その時代で「すごくおもしろいな」と思うことがあると、すぐそれに手を出しちゃう。「そういうことやりたい!」と思って、一生懸命、ちょこちょこしてたら、誰かが手伝ってくださったり、チャンスをくださったり。それでいろんなことをやってるうちに今に至ったという感じで…。―いつも時代に必要とされるものを、少し早くから実践されている気がするのですが。大橋:そうですか?たまたまですよ。いつも自分が「何したい」というのから始まって、それが仕事にも繋がっているというか…それ以外はない。たとえば計算して、「今はこういうのがウケるよね」みたいな発想が私の中にはないんです。―これからやりたいことは?大橋:う~ん、特にないですね。「やりたい」と思ったら、きっともうやっているかな(笑)。22