made in 2012-01 page 32/50

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金曜日。マンションの一階、玄関先に立てかけられた小さな看板を目印にドアを開けると、焼き菓子の甘い香りに包まれる。「こんにちは」と笑顔で迎えてくれたのは、店主のカギヤママリさん。普段は工房兼お菓子教室の....

金曜日。マンションの一階、玄関先に立てかけられた小さな看板を目印にドアを開けると、焼き菓子の甘い香りに包まれる。「こんにちは」と笑顔で迎えてくれたのは、店主のカギヤママリさん。普段は工房兼お菓子教室の空間が、毎週金曜日の午後だけ、小さな焼き菓子販売のお店に変身する。お菓子づくりが好きだったカギヤマさん。以前は自転車での移動販売や、友人が経営する北欧雑貨の店『TRAM』などのイベントに参加したり、少しずつ活動を広げながら、4年前にアトリエをオープンした。国産の小麦粉、佐賀の自然卵、きび糖、無農薬や減農薬の果物を使った自家製ジャム…体に優しい原料を使って作る焼き菓子は、素朴な甘みやさっくりとした食感がおいしくて、一度食べるとまた買いに行きたくなる。通常10種類ほどの焼き菓子を販売する中で、定番は「くるみクッキー」や「ガトーショコラ」「季節のバターケーキ」。ガトーショコラにラム酒漬けしたイチジクを入れたり、バターケーキにバナナを合わせたりと、季節に応じてフルーツも活躍する。また、クリスマスやバレンタインなどに作られるイベント限［福岡・赤坂］春をイメージしたティータイムのテーブルコーデ。la cleカギヤママリさん季節の焼き菓子ラクレ32