column
December 07, 2017
二十四節気 アロマのヒント ㉔
【大雪】12/7~12/21
見て香って癒される~植物の恵みがつまったアロマワックス~
太陽の運行をもとに一年を二十四に分けた二十四節気(にじゅうしせっき)。
細やかな自然の変化を感じとり、日々の暮らしが豊かになるヒントを
このコラムで伝えていけたらと思います。
by Sakura
~大雪~
見て香って癒される
~植物の恵みがつまったアロマワックス~
木の葉もすっかり散り終え、本格的に雪が降り出すと、いよいよ季節は真冬。
重々しい灰色の雲が空を塞ぐ「雪曇」(ゆきぐもり)
の日も多くなるこの時期は『大雪』と呼ばれます。
厳しく、美しい雪の世界で生き物たちは冬ごもりの準備。
ついつい、私たちも暖かい家の中にこもりがちな季節ですね。
長い時間を室内で過ごすのなら、せっかくなので、
お気に入りの香りで部屋中を満たしてみてはいかがでしょう?
花の香りを嗅いだり、森の中で深呼吸をすると
健やかな気分になった経験が誰でもあると思います。
そんな植物の香り成分がぎゅっとつまった精油とミツロウで作る天然の芳香剤、
アロマワックスをこの機会に手にしてみてはいかがでしょうか?
アロマワックスは家中のどこに置いても良い香りが楽しめますし、
この時期はクリスマスツリーのオーナメントとして飾るのも素敵ですよ。
アロマワックスにはたくさんの量の精油を使うので、
数種類の精油をブレンドして自分だけのお気に入りの香りを見つけるのも楽しいと思います。
とくに「ラベンダー」や「オレンジスイート」は多くの精油と相性がよいので、
いろんなブレンドを試してみてくださいね。
五感の中で唯一、脳にダイレクトに伝わるのが「嗅覚」です。
アロマの香りはホルモンの分泌や免疫機能などのバランスを整え、
睡眠の質なども向上させてくれます。
それは、香りの分子を嗅覚がキャッチし、
感情や本能を司る「大脳辺縁系」や、
自律神経を司る「視床下部」にその情報が伝わるためです。
寝室にはリラックス効果の高い「ラベンダー」や「カモミール・ローマン」、
勉強部屋には頭をスッキリさせてくれる「ペパーミント」や「ローズマリー」、
玄関には華やかな空間を演出できるよう「ローズ」や「ゼラニウム」など…
テーマを決めてアロマワックスを飾ってみませんか?
家中が素敵な香りで満たされると、すこやかに日々を過ごすことが出来そうです。
植物の香りは私たちの心と身体にやさしく働きかけてくれます。
厳しい寒さの中でも、冬ならではの楽しみをたくさん見つけていきたいですね。
一年の最後の月、せわしない日が続きます。
でも、ただ慌ただしいだけでなく、新しい年を迎えられる安心感に守られた月でもあります。
年末には雪景色を楽しめるような豊かな感性をもって、
名残の空を見上げたいものですね。
<ハーブ>
ハーブとは暮らしに役立つ草花のこと。私たちの身近にあるハーブの利用法は食用・薬用・芳香用の3つ。
知らず知らずのうちに料理に使用したり、うがい薬にしたりと…いつの間にか私たちの生活に浸透しています。
多種のハーブが持つさまざまな効能を昔の人は良く知っていました。
ハーブには良い香りを放つものが多く、アロマテラピーにも使われています。
●ミツロウ…大さじ4
●お好みの精油…30滴程度
●ドライハーブ…適量
※これもお好みで、数種類を使うと彩りが華やかになります
●リボン
●竹串
① ラップを敷いたトレイの上にクッキーなどの抜き型をセットする。
② エッセンシャルウォーマーにミツロウを入れて溶かし、①の抜き型に流し入れる。
③ 粗熱が取れたら(抜き型の周りが少し白くなる程度)、精油をミツロウの中にまんべんなく入れ、竹串で軽く混ぜる。
④ 飾り用のドライハーブを表面に飾る。
⑤ 中まで白く固まってきたら、竹串で上部に穴を開ける。
⑥ 完全に固まったら抜き型からはずし、穴にリボンを通す。
■■プロフィール■■
●関 友美…アロマセラピスト。
カウンセリング重視のアロマセラピー『Sakura』として活動中。鹿児島県出身、霧島市在住。
学生~社会人時代と福岡&東京で過ごし、イベンター、レコード会社のプロモーター、情報・出版、芸能マネージメント業などに携わる。
多くの人との出会いの中で、様々な問題や悩みに触れ、相談を受けることも多数。癒しの大切さを知り、ヒーリングを学び始める。
日本アロマ環境協会・認定アロマセラピストとして資格を取得。
聴覚障害特別支援学校の児童に向けたアロマセラピー他、出張セラピーやワークショップ等を行なう。