column
August 05, 2016
Minority Report>>>02-03 【前編】
ハーブのあるくらし~リラックス&デトックス~
福岡でモノ・コトづくりに携わる、むしろ拘る人たちと行なう
課外活動的コラムがスタート。
こんなこといいな、できたらいいな♪
そんな気持ちで、
いつもの自分をはみ出して、考え、つくるプロジェクトです。
<GUEST>
『ティザニスタ70』…坂本 直子
<MEMBER>
ブーランジェリー『パンストック』…平山 哲生
うつわ屋『フランジパニ』…地蔵 俊一郎
モノ・コト・マガジン『MADE IN…』…伊藤 尚子
■■■REPORT:01■■■
[01]かほり塩×豆皿
『かほり塩』を構成する
13種の香草・香辛料を豆皿に乗せて
13種類のハーブとスパイスがブレンドされた『かほり塩』。
ハーブソルトというと、洋風なものを思いがちですが、これは和の味と香りを楽しめるお塩です。
旨みのある天然塩をベースに、金時生姜や紫蘇といった、“和”的な素材が使われていることから、
日本食にも合う、“薬味のようなお塩”と言われています。
今回、かほり塩が持つ「ハーブ×和」という魅力を、より視覚的に伝えたいという思いから、
かほり塩を構成する、すべての原材料を陶器の豆皿に乗せてみました。
見た目の違い、効能や香り、味わいと、それぞれ特徴を持つハーブ&スパイスと、
小さく、味わい深い作家ものの豆皿たち。
こうして並べてみると、ひとつひとつが個性的で存在感アリアリ。
普段の食卓やキッチンでも、選ぶ器ひとつ、素材との合わせ方で、
もっと楽しめそうな気がしてきませんか?
坂本:もともと豆皿が好きなので、今回、たくさんの中から選べて楽しかったです。
豆皿は「手塩皿」と言われたりもするので、塩やハーブ、調味料と合わせるイメージもありましたし、
実際に(豆皿にハーブを)乗せてみると、それぞれが生きた感じがしてよかったです。
伊藤:「選んだ器に盛る」ということは、名前をつける行為に似ているな、と思いました。
素材は同じでも、存在感が増すというか、ひとつひとつが特別に見えてくる。
こういうちょっとしたことで、薬味や調味料が、名脇役、あるいは主役級に輝くようです。
「豆皿」として選んだ中には、箸置きなんかもありました。
タイトルに捉われず、使い方、アレンジの仕方など、もっと自由に楽しめると、
器ひとつをとっても活躍の幅が広がりますよね。
地蔵:当初は、調味料を乗せてもらえるような、いつも店頭でご提案する「いわゆる豆皿」を用意していたのですが、
坂本さんの自由な発想や好みを教えてもらっているうちに、作家が“箸置き”として作ったものや、
「この色の作品も見せたい」「この素材感も見せたい」と引き出された感があります。
子袋から、それぞれのハーブが出てきた時の香りがどれもよくて…
そこまでを読者のみなさんにお届けできないのが、とても残念!!
平山:物の使い道って、違う角度から見るとまた新しい使い道が生まれてきて面白いです。
「豆皿」という角度から見ると、全然違う用途の為に作られた物も豆皿になり得るし、
逆に豆皿用に作られた物も、他の価値観を与えることが出来るかもしれない。
個人的には“何々用”となっているものを「いや待てよ」と、違う使い道を考えて、
新しい価値観を与えてやることがイノベーションになり、何か新しいことへの第一歩になるのではと思います。
なので、これからは色々なジャンルの物を豆皿に当てはめて見ようかと(笑)。楽しみですね~。
<かほり塩>
1.クローブ
強い芳香をもち、甘い風味。肉料理の臭み消し、焼き菓子などによく使われる。
2.パセリ
彩りや香りのアクセントとして活用の幅が広い。ビタミンC、カリウムが多い。
3.セージ
肉料理の臭み消し。良い香りをつけて防腐の働きもある。豆料理にも合う。
4.マージョラム
青っぽい香りとほろ苦さ。トマトを使った料理とよく合う。
5.オールスパイス
ナツメグ、クローブ、シナモンの風味をもつ。ホットワインや柑橘類にかけて食べると美味しい。
6.ブラックペッパー
スパイスの代表格。ピリっとして、下味から仕上げまで用途は多様。アイスクリームにかけるのもオススメ。
7.紫蘇
日本を代表する香草。香りも日本人好み。殺菌作用などもあり。
8.金時生姜
辛みとさわやかな芳香。幅広く料理に使える。甘いものとの組み合わせもよい。
9.バジリコ
イタリア料理には欠かせないハーブ。甘くさわやかな香り。
10.レモンタイム
肉、魚の臭みを消し、風味づけになる。胃液の分泌を促進するので消化を助ける。
11.タイム
特徴:すっきりとした香りと軽い苦み。オイルに漬けてハーブオイルを作るのにも向いている。
12.ローズマリー
清涼感のある強い香り。他のハーブとの相性も良いのでいろんなブレンドが楽しめる。
13.コリアンダー(シード)
葉と種で香りが異なる。やわらかな甘みとレモンのような香り。ピクルスのアクセントになる。ガラムマサラの材料にもなる。
<豆皿>
1.
鈴木史子さん(豊橋)の『unit 角皿(小)』…864円
地蔵:まるで彫刻のような雰囲気と触れ心地です。
2、12.
小谷田 潤さん(八王子)の『四角豆皿 白と焼き締め』…1080円
地蔵:さりげなくデザインする、新しいのに、昔からあるような雰囲気。
かほり塩
村上直子さん(信楽)の『moegi薬味入れ』…2808円
地蔵:土の魅力と、異素材(アイアン)の雰囲気を合わせて持つ。全部、土です。
3.
村上直子さん(信楽)の『moegi手びねり おちょこ』…1512円
地蔵:釉薬の流れや窯変。指の跡が意匠。土の味わいがたっぷり詰まっています。
4.
金髙 実音世(笠間)さんの『粉引輪花豆鉢 菱』…864円
地蔵:まるでバニラビーンズのような色と鉄粉。このままお弁当に入れて持ち歩きたくなります。
5.
遠藤 薫(益子)さんの『粉引輪花 箸置き』…648円
地蔵:使い手と共に時間を過ごし育つうつわです。粉引の優しさを形で表現してくれています。
6.
鈴木 環さん(笠間)『粉引まめ小鉢 手付』…756円
地蔵:粉引で、酒器の有名な環さんは、こういう遊び心を持つ素敵な陶芸家さんです。
7.
サニークラフトさん(信楽)の『はしおき きせと』…432円
地蔵:大きなドット模様が代表作。大人の可愛さがあります。きせとは窯の焦げ色が残り、締ったカッコよさもあります。
8.
キエリ舎さん(三重)の『豆皿 蝶』…1296円
地蔵:ノルディックなデザイン。小さいものたちの中にセンスが詰まっています。
9.
小澤基晴さん(土岐)の『ブロンズ輪花豆皿』…1620円
地蔵:エッジの効いた輪花模様が可愛いです!可愛い京菓子など取り寄せて乗せたくなります。
10.
志村和晃(館山)さんの『粉引菊豆皿』…1296円
地蔵:若い年齢の志村さんから、「日本の伝統ってカッコイイでしょ?」と、いつも教えてもらっています。
11.
吉田千穂(信楽)さんの『耳付き小皿』…432円
地蔵:ぱっと見で一目惚れしちゃう。女性が作った女性のための、女性の可愛らしいうつわ。
13.
原田晴子(常滑)さんの『豆鉢 四角』…864円
地蔵:土に土で絵を描く。おおらかなお人柄が作品にそのまま出ています。淡くて優しい。
つづく
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ハーブのあるくらし~リラックス&デトックス~
かほり塩×パン、オリジナルハーブティー、総括 へ >>> つづく
<ご購入について>
■豆皿
掲載の豆皿は、すべて『フランジパニ』で購入できます。
※1点もののため、同じ作品でも色・カタチ等、多少異なることがあります。
※価格は仕入れ時のもので、現在は違う場合があります
※完売の場合もありますのでご了承ください。
※『フランジパニ』は8/15(月)~8/28(日)まで、夏休みのためお休みとなります。
■かほり塩
(1パック70g入り/クラフトパック仕様/1080円)
◎以下の店舗でお取扱いいただいています。
●CLASS.salon(クラスサロン)
福岡市中央区天神1-7-11 イムズ3階 →MAP
℡:090-5745-8905
●パンストック
福岡市東区箱崎6-7-6 →MAP
℡:092-631-5007
◎お問合せ&ご注文について
●ティザニスタ70
電話かメールでのご注文と郵送による発送のみ、お受けしています。
℡:092-282-3287(坂本)
E-mail:tisanista705@i.softbank.jp
■かほり塩パン、オリジナルハーブティー ※詳細は【後編】の記事を参照
今回、マイノリティ・リポートから生まれた
『かほり塩パン』と『パンストック・オリジナルハーブティ』は、
8月10日(水)より『パンストック』で購入できます。
※『パンストック』は8/1(月)~8/9(火)まで、改装のためお休みとなります。
◎パンストック 公式サイト(Facebook) →☆
◎フランジパニ 公式サイト →☆
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