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May 03, 2026

ゆるり楽しむ*季節と薬膳 2
第三十話【立夏】「おべんとうばこのうた」を薬膳で!

◇◆ ゆるり楽しむ*季節と薬膳  2 ◇◆

おいしく食べて幸運体質!
気軽に楽しめる“薬膳”のお話、第2シリーズ。

季節の変化を示す暦

二十四節気(にじゅうしせっき)に合わせて
よく食べる料理や行事食の薬膳的魅力をお伝えします。


■シロツメクサ
お弁当持ってピクニック行って、花冠作りたい(by ゆうゆう)

 

第三十話【立夏】
「おべんとうばこのうた」を薬膳で!

国際中医師の“ゆうゆう”こと熊谷優子です。

おいしく食べて幸運体質!を目指して、
気軽にできる薬膳をおすすめしています。

5月5日から20日は、二十四節気の「立夏」。
夏の兆しが見え始める頃。
新緑がキラキラして、1年で一番過ごしやすい季節ですね。

春になり、家族や自分のお弁当作りが始まった、お休みの日にお弁当を持ってお出かけした、
そんな方もいらっしゃるでしょうね。

私も1人暮らしのときは、自分にお弁当作ってました(遠い目…)



「『おべんとうばこのうた』は薬膳です!」

皆さま、この歌ご存じですか?

これくらいの おべんとばこに
おにぎり おにぎり ちょいとつめて~♪
 ・
 ・
そこから、刻み生姜や胡麻、にんじん、さくらんぼ、しいたけ、ごぼう、れんこん、ふきと、
食材の数々が登場します。
歌詞から思い浮かべると、なかなかに渋いラインナップ、和食っぽいお弁当ですよね。

登場する野菜たち、春から夏、梅雨にかけておススメの食材が多いんですよ。

 


こんな感じのお弁当です!



◆『おべんとうばこのうたの薬膳的効能を見てみると…

①うるち米:胃腸を整え、気を補う。イライラを和らげる。疲労、息切れ、口喝に。
②しょうが:体を温める。発汗を促し発散させる。上がった気を降ろす。
 カゼの初期症状、胃腸の冷え、しゃっくりや嘔吐、食欲不振、乗り物酔いに。

この2つは前回のコラムにあるので、そちらをご覧くださいね。

③にんじん:胃腸を整え、潤いや血を補う。食欲不振や消化不良、貧血、目のトラブルに。
④さくらんぼ:体を温め、気を補う。余分な水分を出す。冷え、食欲不振、疲労に。
⑤しいたけ:気を補い、胃や肝の働きを高める。疲労、食欲不振、胃もたれ、げっぷに。
⑥ごぼう:体の熱を冷ます。発汗により発散し、解毒する。便秘、熱をもった腫れ物に。
⑦れんこん:体の熱を冷まし、潤いを補う。血流をよくする。のどの痛み、疲労に。
⑧ふき:体の熱を冷ます。咳を鎮め痰を出す。解毒。血流をよくする。咳や痰、便秘に。


立夏は夏の始まり。
それぞれの体調も気にしつつ、春の薬膳に徐々に夏の薬膳を取り入れていく時期です。

春におススメなのは、旬である③にんじん、⑤しいたけ、⑥ごぼう、⑧ふき。
春に養生したい「肝(かん)」は、血を貯蔵する働きがあります。
血を充足しておきたいから、血を補うにんじんはよいです。

しいたけは、体を動かすエネルギーを補い、「肝」の働きを高めます。
ごぼうとふきは、春のデトックス食材。冬の間に体に溜まった老廃物を出す働きがあります。

さくらんぼは、梅雨におススメ!
余分な水分を出す働きがあるので、湿度が高いと起こりやすいむくみや関節・筋肉の痛みに。
体を温めるので冷えにもよいですし、成長から老化を司る「腎(じん)」に働きかけるからエイジングケアにも。
なかなかにスーパーフードではないですか⁉

夏の暑さ対策には、れんこん。
体の余分な熱を冷まし、潤いを補うから、汗をかく夏にもよいんです。
水分不足は血流を悪くするので、血を巡らすのもよいところ。
ただし、旬は秋なので夏は出回りが少ないです。水煮などを上手に活用してくださいね。

野菜だらけの「おべんとうばこ」。
童謡ですが、なかなかに大人好みですよね。
でも、よい働きがたくさんある、老若男女問わずに食べてほしい食材がつまってます。

ヘルシーな「おべんとうばこ」を「宝箱」にするには、肉や魚、卵などを足したいですね。
唐揚げ?卵焼き?焼鮭?
あなたなら、何を足しますか?


▶アレンジレシピ

【たっぷりトマトの卵焼き】
彩りも考えて、卵焼きを追加!
ついでに、春~夏におススメなトマトを入れちゃう!

⑨鶏卵:潤いや血を補う。空咳や口喝、不眠、多夢、精神不安に。
⑩トマト:潤いを生じて渇きを止める。高ぶった肝を鎮め、胃腸を整える。
 口喝、暑気あたり、食欲不振、不眠、高血圧に。


焼けた!


卵は五臓のすべてによい働きがあり、薬膳的にも「完全栄養食」と言えるのではないでしょうか。

血の不足は、春の「肝」、夏に養生したい「心(しん)」のどちらにも影響していまします。
血を補う働きの卵をチョイスしたのは、この理由からです。

そして、春は「肝」が高ぶりやすく、めまいやイライラ、怒りっぽいなどの症状が出やすい時期です。
トマトは肝を鎮めてくれます。

また、体の熱を冷まして潤いを生むので、夏バテ対策にもなります。
胃腸を整えて消化を促進するため、食欲がないときにも。

ちなみに、れんこんとふきは、穴が開いていて「見通しがよい」ことから縁起物とされていますよ。
季節の変わり目、よりよい夏を迎えるために、今のうち!な旬食材で養生しましょう。


■たっぷりトマトの卵焼き
レシピ参考 →☆(サイト:『薬膳 悠々』)

 

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●文/熊谷優子

■■プロフィール■■
●熊谷優子(ゆうゆう)…
のんびり薬膳料理研究家
久留米市を中心に『薬膳悠々』として活動。
国際中医師、国際中医薬膳管理師、野菜ソムリエプロ、伝統発酵醸師の資格を持つ。
マイペースに薬膳を続けていたら、長年の冷え性・低血圧・胃弱が改善、気力も充実!
スーパーで買える身近な食材で、「おなかとカラダとココロ」が幸せになる食事づくりを提案。

薬膳・発酵料理教室、季節や体調に合わせたオリジナル薬膳茶体験など。
◎webサイト:『薬膳悠々』⇒https://www.yakuzen-yuyu.com/



つづく・・・
>>>次回は5/21
頃に更新予定です。


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