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September 23, 2025
ゆるり楽しむ*季節と薬膳 2
第十六話【秋分】種類で違う!おはぎの薬膳
◇◆ ゆるり楽しむ*季節と薬膳 2 ◇◆
おいしく食べて幸運体質!
気軽に楽しめる“薬膳”のお話、第2シリーズ。
季節の変化を示す暦
二十四節気(にじゅうしせっき)に合わせて
よく食べる料理や行事食の薬膳的魅力をお伝えします。

■菊芋の花?
道端に咲いているけど、菊芋の花に見えるのだけど、正解は?(by ゆうゆう)
第十六話【秋分】
種類で違う!おはぎの薬膳
国際中医師の“ゆうゆう”こと熊谷優子です。
おいしく食べて幸運体質!を目指して、
気軽にできる薬膳をおすすめしています。
9月23日から10月7日は、二十四節気の「秋分」。
23日は、昼と夜の長さがほぼ同じになる「秋分の日」です。
秋のお彼岸は、秋分の日を真ん中に前後3日間。
祖先をうやまい、亡くなった人々をしのぶ大切な時期です。
お彼岸のお供え物と言えば、「おはぎ」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
あんこの材料である「小豆」の赤い色は、魔除け・厄除けの色とされてきました。
邪を払う願いが込められているんですね。
「おはぎは薬膳です!」☝
おはぎには、あんこは定番として、きなこ、ごま、青のりなどいろんな種類があります。
薬膳的にはそれぞれにいい働きがあるのです。
◆まずは「ごはん」部分の薬膳的効能を見ると…
①もち米:体を温め、胃腸を整える。気を補う。
汗の出すぎや下痢を止める。倦怠感、無力感、疲労、食欲不振、冷えに。
②うるち米: 胃腸を整え、気を補う。イライラを取り除き、渇きを止める。
疲労、息切れ、無力感、食欲不振、下痢、嘔吐、口喝に。
もち米100%のもありますし、普段食べているお米(うるち米)を加えたのもあります。
もち米だけだともっちりどっしりした感じ、うるち米が入ると歯切れがよくあっさりした食感になります。
もち米は慢性的に疲労感が抜けない方におススメですし、体を温める働きがあるので、冷えを感じるときにもよいです。
◆あんこの薬膳的効能を見ると…
③小豆:体の余分な水分や熱を取る。解毒。むくみ、体のおもだるさ、吹き出物に。
小豆は、余分な湿や熱を取り、解毒する働きがあるんです。
色が赤いからだけでなく、薬膳的には、この働きが「邪を払う」につながっているのかも?!
丸めたごはんをあんこで包んだおはぎ。
ごはんの中にあんこを入れて、周りをいろんな食材で覆ったおはぎ。
色とりどりできれいだし、いろんな味が楽しめていいですよね!

どの味がお好き?
◆ほかの材料を見てみると…
④大豆:胃腸を整え、気を補う。余分な水分を出す。疲労、無力感、消化不良、むくみに。
⑤白ごま:肺や腸を潤す。便秘、皮膚の乾燥、肌荒れに。
⑥黒ごま:「肝」や「腎」を養う。潤いや血を補う。健脳、便秘、エイジングケアに。
⑦あおさ:体の余分な熱と水分を取る。痰を除く。胃腸を整える。むくみや口内炎に。
黄粉は大豆を粉状にしたものです。
体を動かすエネルギーである「気」を補いますし、女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンが豊富なので、更年期障害の予防などによいとされています。
ごまは白黒で働きが違うのですが、おはぎではミックスが多いかも。
潤いの白に対して、黒は成長・老化を司る「腎(じん)」を助けるので、エイジングケアによいとされています。
白か黒か選べるなら、働きでチョイスしてもよいと思います。
青のりは、より安価な「あおさ」が使われることが多いようです。
働きも同じではないですが、似ています。
歯にくっつくのが気になるのか、この中では人気低めな気がしますが…磯の風味がおいしいんですよねえ。
私は好きです!
まとめると、
・デトックスに小豆
・疲労回復や消化不良に黄粉
・潤いチャージやエイジングケアにごま
・水分代謝をよくするには小豆、あおさ、黄粉
これから秋も深まり、乾燥の季節がやってきます。
そんなときは、ごまもいいですね!
ここまで読んで「おはぎ、体によさそうだね。食べようっと!」と思ったあなたへ。
あんこには砂糖が使われています。
白砂糖は体を冷やし、肺を潤す働きがあるので、乾燥を防いだり、喉や口の渇きや咳を止めたりします。
一方で、摂りすぎは「脾(ひ=消化器系)」を痛めて湿(余分な水分や老廃物)をためてしまいます。
むくみや体の重だるさを感じるときは、白砂糖は控えめがいいです。
それに、ごはんを丸めてあんこで甘くなって食べやすいですから、ついつい手がのびてしまう…
これ、私あるあるなんですが(汗)。
もち米も、体に余分な湿(水分や老廃物)がある方は常食を避けたいです。
体質にもよりますが、食べすぎはよくないです。
はい、私も気をつけます…。
▶アレンジレシピ
【コロコロ黄粉おにぎり】
おはぎなんて、あんこ炊いて、もち米も炊いて…ハードル高すぎ!と思われがちです。
でも、これなら簡単です!
黒米ごはんと黒豆の黄粉で作る、1口サイズのおにぎり。
お子様のおやつにもどうぞ。
ちなみに、大豆の黄粉ではなく、黒豆(黒大豆)の黄粉を使いました。
黒豆は気血を補うし、血流をよくするし、エイジングケアをしたい大人にもいいんです。
黒枚は「黒米」として販売されていたり、「雑穀米」の中に入っていたりします。
赤飯のようなきれいな色に炊けます。

■コロコロ黄粉おにぎり
レシピ参考 →☆(サイト:『薬膳 悠々』)
あなたはどのおはぎを食べますか?
3色でも4色でもいいけれど、食べすぎにはご注意ですよ~。
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●文/熊谷優子
■■プロフィール■■
●熊谷優子(ゆうゆう)…のんびり薬膳料理研究家
久留米市を中心に『薬膳悠々』として活動。
国際中医師、国際中医薬膳管理師、野菜ソムリエプロ、伝統発酵醸師の資格を持つ。
マイペースに薬膳を続けていたら、長年の冷え性・低血圧・胃弱が改善、気力も充実!
スーパーで買える身近な食材で、「おなかとカラダとココロ」が幸せになる食事づくりを提案。
薬膳・発酵料理教室、季節や体調に合わせたオリジナル薬膳茶体験など。
◎webサイト:『薬膳悠々』⇒https://www.yakuzen-yuyu.com/
つづく・・・
>>>次回は10/7頃に更新予定です。
前の記事を読む>>>『ゆるり楽しむ*季節と薬膳』




