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May 06, 2023
ゆるり楽しむ*季節と薬膳
第十一話【立夏】 心のどかに茶を飲もう!
◇◆ ゆるり楽しむ*季節と薬膳 ◇◆
おいしく食べて幸運体質!
季節の変化を示す暦
二十四節気(にじゅうしせつき)に合わせて
気軽に楽しめる“薬膳”のお話しです。
第十一話:【立夏】
心のどかに茶を飲もう!
国際中医薬膳管理師の“ゆうゆう”こと熊谷優子です。
おいしく食べて幸運体質!を目指して、
気軽にできる薬膳をおススメしています。
5月6日から20日は二十四節気の「立夏」。
夏の兆しが見え始める頃。暦の上では夏が始まります。
ゴールデンウィークも終盤、今年は旅行や帰省、お出かけの方も多いでしょうね!
その時、飲み物はどうしてますか?
水筒持参派? ペットボトル調達派? カフェで潤す派?
「夏も近づく八十八夜♪」という茶摘み歌があるように、
春から夏に向かうこの時期は、茶摘みや種を蒔くのによいと言われています。
そろそろ新茶が出回ります!
抹茶のスイーツも増えますね~楽しみ^^
おいしい新茶をいただくには、急須で淹れる必要がありますが、
「急須?ないよ~」という方も多いです。そこで!調べてみました。
【急須で淹れる緑茶とペットボトルの緑茶の違い】
① 急須で淹れるお茶の方が、旨味成分や抗酸化物質が多い!
旨味や甘味の成分であるアミノ酸、渋み・苦味のカテキンを多く含むのは、急須のお茶の方。
カテキンはポリフェノールの1種で、抗酸化作用があるとされます。
② 急須で淹れた方が実は経済的!
100g1,000円の茶葉を使用 VS ペットボトル150円のお茶とすると、
1杯(100cc)あたり、急須のお茶は約10円、ペットボトルは約30円なんだそう!
急須のお茶推しな表現をしておりますが…
なぜなら、私、日本茶インストラクターの方にお茶を淹れてもらったことがあるのです。
そのお茶は…
旨味がすごい! 甘さが引き出されている! なんてまろやか!
しかも、2煎目、3煎目と香りや味わいが変わっていくのを楽しめる!
ちゃんと淹れるとお茶ってこんなにおいしいんだ!と感動したものでした。
福岡はお茶どころでもあります。
ペットボトルのお茶は手軽で便利で重宝しますが、
ゆったりと淹れたお茶でほっとする、そんな時間もよいものですよ。
新茶を飲みたいけど、まだ茶葉が残っているし…という時は、
茶葉を煎って「ほうじ茶」にするのもオススメです。
フライパンに茶葉を広げで加熱し、煎るのですが、香ばしい香りには癒されますよ~。
薬膳的効能を見てみると…
◆緑茶:体の熱を冷まし、潤して渇きを止める。
心を落ち着かせる。利尿作用あり。
緑茶は体を冷やす性質があります(温かい状態で飲んでも冷やします)が、
茶葉を煎って熱を加えることで、冷やす性質が穏やかになります。
▶お料理の例では・・・
【ほうじ茶】…『ほうじ茶豆ごはん』
ほうじ茶で豆ごはんを炊きます。
ほうじ茶の香ばしい香りと、お豆の甘味を楽しめますよ。
心を鎮めてくれる働きもある緑茶。ストレス対策にもいかが?!
■ほうじ茶豆ご飯
レシピ参考 →☆(サイト:『薬膳 悠々』)
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●文/熊谷優子
■■プロフィール■■
●熊谷優子(ゆうゆう)…のんびり薬膳料理研究家
久留米市を中心に『薬膳悠々』として活動。
国際中医薬膳管理師、野菜ソムリエプロ、伝統発酵醸師の資格を持つ。
マイペースに薬膳を続けていたら、長年の冷え性・低血圧・胃弱が改善、気力も充実!
スーパーで買える身近な食材で、「おなかとカラダとココロ」が幸せになる食事づくりを提案。
薬膳・発酵料理教室、季節や体調に合わせたオリジナル薬膳茶体験など。
◎webサイト:『薬膳悠々』⇒https://www.yakuzen-yuyu.com/
つづく・・・
>>>次回は5/21頃に更新予定です。
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