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column

May 18, 2022

amo-amoの国のフーミン
vol.4 編み物は「五月病」にもきっといい!

「編み物」って、
なんか面倒くさそうなイメージですか?
たぶん…、そうですよね。

面倒くさがり屋で、間違っても几帳面とは言えない私が、
編み物だけには、忍耐強く一生懸命になれる理由。
それは、「編むこと」自体がもつ、
マジカルなパワーにあるような気がします。

このコラムでは、それがいったいどんなものなのか、
今話題の「ニットセラピー」という視点を交えながら、
実体験や等身大の感覚とともに紹介していきます。

あなたの毎日に、“編み物”という小さな種が、
ときめきの
花と、
よろこびという大きな果実をもたらしますように。


by fumiyo osako






vol.4>>>編み物は「五月病」にもきっといい!


こんにちは、編み物大好きFOOMIN(フーミン)です。
GWも終わり、5月も半ばを過ぎましたね。

会社勤めをしている方や学生さんは、この時期「五月病」になる人も多いと聞きます。
みなさんは大丈夫でしょうか?

ブリタニカ国際大百科事典によると、
五月病は「新しい環境に適応できず、焦り、ストレスを感じ、気持ちが落ち込むうつ状態」とあります。

もとは大学新入生が5月の連休明け頃から
急激に無気力・無関心になることから名づけられたそうです。
通常は一過性のものだそうですが、長引いたり悪化したりすると、
うつ病や自律神経失調症、下痢、吐き気など消化器系の症状にもつながるといいますから、
あまり軽くも考えられませんよね。

五月病の対策としては、ストレスをためないこと。
ストレスを感じたらうまく気分転換できるように、
日頃から自分に合ったストレス対処法を身につけておくのがよいそうです。

もちろん、ストレスを解消できることなら何でもいいわけですが、
ここであえて編み物セラピーをおすすめする理由は、
編み物にはストレスを解消するだけでなく、
「自己肯定感が高まる」という効果もあるからです。

ちなみに自己肯定感とは、自分の欠点を含めたありのままの存在を受け入れて、
その価値を認めることだそうです。


五月病のように、新しい環境に適応できず焦ったり、ストレスを感じたりするのは、
自分がそこでうまくやっていけるか分からないという不安や、
失敗したらどうしようという恐怖が大きな原因。
つまり、自己肯定感が低い状態になっているからだと思います。


その点、編み物は、1本の糸から1目1目を編み重ね、形あるものを完成させていくもの。
それなりのものを完成させるためには、根気も時間も必要です。
だからこそ、完成したときの喜びはひとしおで、感じる達成感も大きいのです。
この達成感が自信になり、結果として自己肯定感につながるのだと思います。

かくいう私は、どちらかといえば自己肯定感低めタイプ。
だからこそ、不安になったり、落ち込んだりしたときは、精神安定剤代わりに積極的に編み物をしています。
とはいえ、自己肯定感は“砂の城”のようなもの。
作っては流され、作っては流され、の繰り返しです。
それでも編んでいるときは、「こんな私でもいいじゃないか」と思えたりするのですから、
それだけでも「編み物セラピー」の効果は十分ありだと感じています。



4月上旬から約1カ月かけてゆっくり編んだ「コクーンボレロ」。基本のグラニースクエアを編み広げて袖回りと周囲の縁編みをするだけ。簡単なのでストレス解消にはぴったりでしたよ。(『ニットマルシェ』2020秋/冬 vol.25を見て編みました)





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●文/FOOMIN

■■プロフィール■■

●大迫 章代(FOOMIN/フーミン)…『amo-amo』幹事、編み物ナビゲーター。
編み物好きな叔母の影響で幼い頃から編み物に親しむ。タウン誌の編集者、映画パブリシストなど、30代まで編み物とは無縁の生活を送っていたが、40代で休業し渡英したことをきっかけに編み物熱が再燃。暮らしの中に編み物がある豊かな時間を多くの人に伝えたいと思うように。
帰国後は、フリーライター、編集の仕事をしながら、編むことで日々を癒すヒーリングニッターを目指す。現在、福岡市内を中心にゆるっと活動中。




つづく・・・
>>>次回は6/14頃に更新予定です。


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