想いにふれる メイドイン

column

December 22, 2020

いいにおいのする台所研究所
第13回 面倒くさいことってなんだろね。

ワクワク。

場所の名前は、「いいにおいのする台所研究所」。
ここで私が皆さんと食べものの話をするのです。
誰に気兼ねすることなく、
最初から最後までずっと食べものの話をするのです。

ドキドキ。

ここでしばらく時間をかけて趣旨説明をします。
これを読んで、そういうことなら私も食べものの話をしに行きたいな、
と思ってくださったらば、あなたもどうぞスタジオへお越しください。
by natsuko kawakami


冬の身が締まったカブと油揚げの味噌汁






13)面倒くさいことってなんだろね。


出汁については言いたいことがいっっっっっっっっぱいあるんです。

でも今度の講座では、
玄米も炊くし鉄パンで卵焼きするし青菜の惣菜も作るしで、
いくら私がネチネチのミチミチでも、出汁のことだけでそんなに時間も取れないわけです。

だから、今回は昆布と鰹節の出汁をとって大人しくお味噌汁を作ります。
私が家で麹から起こしている手前味噌の話とかはしないのです。


で、これです。

 

 

なんでしょう、これ。

 

 

木でできた引き出しのアッカンベ〜、ではありません。

そう、削ります。
鰹節を、削ります。


削りたい!!!
そう思ったあなた、1月19日のご予定はいかがですか。
17日の講座はすでにキャンセルをお待ちの方がおられるという大盛況なのですよグフフ。
19日は一席のみ空いております。削りませんか。鰹節を。

 

鹿児島県枕崎市の本枯節。表面にカビつけされたもの。削らないうちからとてもいいにおいがする

 

ある日、家を訪ねてきた友人のために
何か和え物の天盛りにと鰹節を削っておりました。
そうするとその友人はそれを見て
「一事が万事そういう感じですか」と聞いてきました。

要はですね、彼女は
「いっつもそんなしちめんどうくさいことやってるわけ?」を、
ものすごく丁寧におっしゃったわけです。
とても印象に残っている出来事です。

ちなみに、「天盛り」というのは小鉢などのお菜のてっぺんに
ゆずの皮をちょっと切ったのとか胡麻とか小口のネギとか
なんでもいいんですがそういうものが載っている上品な盛り方のことです。
これがあると、この小鉢は誰もまだお箸をつけていませんよ、という意味にもなります。

ですから結論から言えば、家族に食事を出すときに天盛りはしません。
ただ、鰹は出汁を取るたびに削ります。
あの鰹節の削ったのがパンパンに入ったデッカイパンパンの袋、が
冷蔵庫でハバきかせてるのがあんまり好きじゃないのです。


それだけで?
そんな理由だけで削ってんの?節を?
まあそうですね…。そういうことになりますかね…。あでも削りたてとかおいしいし…。

でもですね!!!

誰かにとってしちめんどうくさいこと、は
私にとってそんな面倒じゃない。
私にとってしちめんどうくさいこと、は
誰かにとってそんな面倒じゃない。

そういうことってあるじゃないですか。
なんというか、私が講座を通して皆さんにお伝えしたいことの9割は
一般的に面倒だと言われていることを紐解いて私なりの新解釈を提示すること。
そうか、そんな暮らしもあるのかというショーケース的な役割。

そしてあわよくば、そんな暮らしもありかなと思っていただければこれ幸い。

 




■■第二回講座
『鍋炊き玄米と、あの台所道具とともに生きていく』■■

日時】
2021年1月17日(日)   ※1/17(日)は満席になりましたので締切りました。
2021年1月19日(火)
※各回10時スタート13時終了予定

【場所
福岡市中央区薬院2-3-5 エコール薬院 602
「comogomo(コモゴモ)」内キッチンスタジオ(地下鉄薬院大通り駅からすぐ)

【定員
6名

【費用
お一人…4000円(座学、実技、ランチ付)
※玄米と一汁二菜のお昼ご飯をグループで作って食べていただきます。

持ってくるもの
マスク、エプロンをお使いの方はエプロンなど、
髪の毛が落ちないようにするための帽子または三角巾など、
各自手を拭いたりなどするためのタオル、筆記用具。

【新型コロナウィルス感染予防について】
*ご来場の際は、必ずマスクの着用をお願い致します。
*受付時の体温測定、洗面所にてうがい&手洗いをお願い致します。
*新型コロナウイルスの感染拡大状況によっては、講座を中止・変更することがあります。 
*体調が悪い場合の当日キャンセルを受け付けます。
第一回講座でも、参加者の皆様には感染症感染予防のために様々なご協力をいただきました。
今講座でも、より良い講座内容の実現と、感染予防対策の両立を目指しております。
ご協力をよろしくお願い致します。

【申込み方法】
題名に「鍋炊き玄米と台所道具」と書いて
①お名前
②連絡先(携帯電話番号等)
③ご希望の日時「1/17(日)」or 「1/19(火)」
④その他、ご質問・ご要望などあれば
を明記の上、下記のいずれかで『メイドイン編集舎』までお申込みください。

●WEBサイト:「contact」のメールフォーム →

●Email:info@monokoto-madein.jp

※こちらからの返信をもって受付完了となります。ご注意ください。
※最少催行人数(3名)に満たないときは、講座を中止することがあります。
※お子様向けの感染症対策、ソーシャルディスタンスの確保等が難しいため、未就学児のご同伴をご遠慮いただいています。
※予約後のキャンセルについては、事前にご連絡ください。



鍋炊き玄米と、あの台所道具とともに生きていく



つづく・・・
>>>次回は2021年の1/12頃に更新予定です。


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●写真・文/川上夏子

■■プロフィール■■

●川上夏子(かわかみ・なつこ)
1974年福岡生まれ。グラフィックデザイナー。ではあるけれども、著作があり、スタイリングもやるし、料理家さんの日雇いアシスタントもやります。
日々マッキントッシュの前に座りながら、頭の中はほぼ「何を作り何を食べるか」でいっぱいであります。
アラフィフの入り口に立ち、いよいよ人生の総まとめとして「食べものの作り手」として本格的に仕事をしていきたいと考えています!趣味は健康管理。
[著書
『小夏を探す旅』(2020年)
『ぼくらのいえができるまで できてから』(2016年)
『福岡のパンとお菓子の小さなお店』(2013年)
『福岡のまいにちごはん』(2012年)