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column

October 13, 2020

いいにおいのする台所研究所 第8回
おはぎと、いよいよお申込み締切り

ワクワク。

場所の名前は、「いいにおいのする台所研究所」。
ここで私が皆さんと食べものの話をするのです。
誰に気兼ねすることなく、
最初から最後までずっと食べものの話をするのです。

ドキドキ。

ここでしばらく時間をかけて趣旨説明をします。
これを読んで、そういうことなら私も食べものの話をしに行きたいな、
と思ってくださったらば、あなたもどうぞスタジオへお越しください。
by natsuko kawakami

あんこは土鍋で。ムフフのフ





8)おはぎと、いよいよお申し込み締め切り

お彼岸、というものを特別に意識しているわけではないのですが、
やはり残暑がおさまり、朝焼けが秋色になってくる頃
おはぎの支度をせねばな、という気がしてくるから不思議です。

私の幼い頃の少ない記憶の中で鮮明なものの一つが、祖母が作る柏餅。
食事を作ることに全身全霊をかけていた、そういうイメージの祖母でした。

運動会にはお重の3段目におはぎをびっしりと詰めてくれていたし、
正月の雑煮にはあん餅が入っていました。


5月のある日、祖母の家のキッチンテーブル全面に粉が振ってあり、
母やおばら女性陣が集まって柏餅を丸めていました。
そこにくるりと柏の葉。次々とできあがり整然と並べられる柏餅。

不思議と、「おいしかった、」とか、「きれいだった」とか
そういう感想の記憶はないのです。
ただ、その光景が記憶に刻まれているのです。

そこにいるたくさんの人が
ちゃんとお腹がいっぱいになる量の、
大切に用意されたおいしいものがある光景っていいなと思います。
いいですよね。
いいですよね。


さて、うちのおはぎは田舎あんこの田舎おはぎです。
餅米と玄米を少し精米した米を炊いて、あまりつかずに丸めます。
味はあんこ、きな粉、ごまと青のり、きな粉とシナモンの4種類。
普通におはぎ買ったら一個しか食べないのに
家で作ると5つくらい食べちゃいませんか?
冷静に考えるとコワ〜イ!!!やばくな〜い???
けれどそれがうちで作るおはぎなのです。

 

これは一部。一度にもっとたくさんたくさん作ります




週末に控えました『いいにおいのする台所研究所第一回講座、
『マフィンの仕組み』のお申込み締切りでございます!
いろんな意味でおもろい会にしたいと思っています。
どうぞお楽しみに。

レポートもいたしますので、「行きたかったけどむにゃむにゃ…」という方は
そちらもお楽しみにお待ちくださいませ。





つづく・・・
>>>次回は10/27頃に更新予定です。


前の記事を読む>>>『いいにおいのする台所研究所』



●写真・文/川上夏子

■■プロフィール■■

●川上夏子(かわかみ・なつこ)
1974年福岡生まれ。グラフィックデザイナー。ではあるけれども、著作があり、スタイリングもやるし、料理家さんの日雇いアシスタントもやります。
日々マッキントッシュの前に座りながら、頭の中はほぼ「何を作り何を食べるか」でいっぱいであります。
アラフィフの入り口に立ち、いよいよ人生の総まとめとして「食べものの作り手」として本格的に仕事をしていきたいと考えています!趣味は健康管理。
[著書
『小夏を探す旅』(2020年)
『ぼくらのいえができるまで できてから』(2016年)
『福岡のパンとお菓子の小さなお店』(2013年)
『福岡のまいにちごはん』(2012年)