column
June 26, 2019
ひとしずくの台湾 ーMade in Taiwanを探しにー
drop12 2泊3日の台北旅〈前編〉
福岡市在住フリーランスライターが綴る
「Made in TAIWAN」をテーマにしたアレコレ。
仕事でもプライベートでも、何度でも訪れてしまう台湾の魅力を
ゆるゆると発信します。
by arei maeda
drop12 2泊3日の台北旅〈前編〉
丸1年、12回目を迎える『ひとしずくの台湾』コラム。
編集長に感謝!しつつ、
今回は5月に旅した台北の行程を紹介したいと思います。
台北は初めてという友とふたり、
週末を利用した2泊3日の駆け足旅ということで、
市内をぐるぐるすることにしました。
◎初日は金曜日。
あいにくの天候で到着が遅れたため、ホテルに到着したのは15時頃。
すでに気温は30度近く、モワッとした空気に包まれると、
あぁ台湾に来たなぁという気持ちになります。
まずは王道の小籠包を堪能しようということで、
徒歩圏内で行ける『杭州小籠湯包 民生東路店』(松山區民生東路三段118號)へ。
アイドルタイムゆえ、ほぼ貸切状態の中、
熱々の小籠包や酸辣湯などで腹ペコ状態を満たしました。

餡を包む光景が食欲を刺激

店内は蒸籠(せいろ)をイメージしたモダンな造りでゆったり

薄皮の小籠包、南瓜入りの皮で包んだ魚の蒸し餃子、チャーハンなど鉄板の味。ビールを入れて、2人で3000円程度
腹ごしらえした後は、時間が押してしまったため、
予定していたお寺『行天宮』、『赤峰街』散策はパスして、台北市内の西側『迪化街』へ。

台湾きっての問屋街。新旧の歴史やカルチャーが入り混じるホットなエリア
漢方薬局が点在する迪化街。
店先にはドライフルーツや乾物が並んでいますが、
中でも無添加マークや産地名が明記されている
『百勝堂薬行』(大同區迪化街一段122號122 號)によく立ち寄ります。

表に出ていないドライフルーツも尋ねれば出してくれたりも
しばらく散策を楽しんだ後、
喉の渇きを癒そうと、目に留まったフルーツパーラーへ。
『農味果品』(大同區迪化街一段219號)は、
台湾各地の生産者の顔が見えるフルーツ屋さん。
2階にはカフェスペースがあり、クールダウンするのに最適です。

優しい味わいの梅ジュースと旬の果物でつくったミックスジュース
そこから歩いて『寧夏夜市』方面へ。
幸い混んでいなかったので、先に『冰讃』(雙連街2號)で
旬のマンゴーかき氷を食べておこうということに。
マンゴーの季節だけオープンするという期間限定のこのお店。
2019年度は10月末まで楽しめるようです。

マンゴーの季節を告げる『芒果雪花冰』160元。スルッと消えていきました…
その後は、すぐそばにある『寧夏夜市』で
軽めに晩ごはんを食べて、この日はおしまい。

友だちが食べたかった魯肉飯。青菜炒めやビーフンとともにいただきました
◎土曜日
今回いちばん楽しみにしていたのが『希望廣場』のファーマーズマーケット。
フードスペースもあるということで、いざ!
ちょうどホテルの前からバスが出ていたので、初めて利用してたどり着きました。

屋根の上のフルーツたちがウェルカム!雨天でも楽しめるのが嬉しい

約30の出店者がブースで自慢の生産物を紹介

「熟れ頃のパパイヤをどうぞ!」フルーツもその場でカットしてくれて、試食できます

フードスペースは麺類や大根餅、葱餅・・・5店舗ほどが出店

途中でラー油を入れすぎて、友に怒られた台湾ヌードル・・・それもまた思い出

揚げたての葱餅は黄金泡菜という発酵の効いた白菜キムチのような漬け物入り。ボリュームたっぷりで50元
そのほか、100%搾りたてのぶどうジュースやレモンジュース、
サトウキビジュース、甘草ジュースといったドリンクも
産直のおいしさをリーズナブルに味わえました。
お腹を満たしたところで、午後からの行程は〈後編〉でお届けします。
毎週末開催されているマーケット。 ■台北希望廣場 https://www.facebook.com/TaipeiHopePlazaFarmersMarket/
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●写真・文/前田亜礼
■■プロフィール■■
●前田亜礼(まえだ・あれい)/福岡市在住フリーランスライター。
大分県日田市出身。台北のガイドブック執筆をきっかけに、2009年から台湾へ。
以来、仕事の合間を縫っては気まま旅を楽しんでいます。いつかは台湾暮らしを夢見て、中国語と二胡を修業中。