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January 05, 2026

ゆるり楽しむ*季節と薬膳 2
第二十三話【小寒】吉兆の「松竹梅」を食べて薬膳

◇◆ ゆるり楽しむ*季節と薬膳  2 ◇◆

おいしく食べて幸運体質!
気軽に楽しめる“薬膳”のお話、第2シリーズ。

季節の変化を示す暦

二十四節気(にじゅうしせっき)に合わせて
よく食べる料理や行事食の薬膳的魅力をお伝えします。


■冬桜で謹賀新年
四季咲きの桜なんですって!(by ゆうゆう)



第二十三話【小寒】
吉兆の「松竹梅」を食べて薬膳

国際中医師の“ゆうゆう”こと熊谷優子です。

おいしく食べて幸運体質!を目指して、
気軽にできる薬膳をおすすめしています。

1月5日から19日は、二十四節気の「小寒」。
寒さが厳しくなる頃。
新年明けましておめでとうございます。

当コラムは薬膳をテーマにしておりますが、なんとその「薬膳」が!
2025年の流行語大賞に(後ろの方ですが)ノミネートされてました!
そして、2026年の食トレンド予想に「フュージョン薬膳」が入っている!
パチパチ拍手~!
当コラムをご愛読くださっている皆様は、流行の最先端ということに⁉
本年も、話の小ネタにできそうな⁉薬膳の話題をお届けしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、前置きが長くなりましたが…
吉兆の象徴である「松竹梅」。
お正月飾りなどおめでたいことによく使われていますね。



「『松竹梅』も薬膳です!」

松竹梅を食すなら、「松の実」「筍(たけのこ)」「梅の実」。
どれも体によい働きがあります。

その前に、なぜ「松竹梅」が吉兆なのかというお話を…
それぞれが意味するものがあるのですね。
◆松:厳しい環境でも育ち、常緑樹で年中葉が枯れないことから「健康と長寿」
◆竹:折れにくく、どんどん生えてまっすぐ成長するとから、「生命力と成長」「子孫繁栄」
◆梅:苔が生えるほどの樹齢となっても、早春にどの花よりも早く咲き、気高い香りを漂わせることから「気高さ」「長寿」

3つともが吉兆なので、本来、優劣はないそうです。
「松竹梅」を「特上・上・並」の意味で使うのは、料理屋さんで始まったのだとか。
なんだか梅が気の毒ですが…
その言い換えのセンスは粋だし、日本人らしく、素敵だなあとも思うのです。



◆「松竹梅」の薬膳的効能を見ると…

 ①松の実:肺や腸を潤す。気血を補う。空咳、肌や髪の乾燥、乾燥からくる便秘に。
 ②筍:体の熱を冷ます、痰を取る、通便、解毒。むくみや便秘、痰に。
 ③梅の実:潤いを補う、咳を止める、痰を取る。口喝、咳、多汗、下痢、疲労に。

松の実は、松から採れるんですが、実はどこになると思いますか?
正解は…松ぼっくりの中!
松ぼっくりの中にある種子の胚乳と呼ばれる部分です。
食べられる松の実がとれるのは一部の品種なので、ひろった松ぼっくりに入っているとは限らないようです…残念。

体を潤す松の実は、乾燥する季節にいいですし、美肌やしなやかな髪をつくるにもよいと言われています。
「健康と長寿」の願いにつながりそうですね!


■松ぼっくり
松の実は入ってるのか⁉

松の実を使った料理と言えば、「ジェノベーゼ」!
バジルと松の実をペースト状にしたもので、パスタやソースで食べるとおいしいですよね。
他には、和え物や炒め物に入れるのもおススメです。
ただ…普段使いするには、ちょっと高価なんですよね。
1つの松ぼっくりからとれるのはわずかな量。それを考えると、まあ納得です。

筍と梅の実は、なじみ深いのではないでしょうか。
春の味覚の代表である筍は、3月くらいから出回り始めます。
老廃物を排出するデトックスの働きがあり、新陳代謝が高まる春には薬膳でも活躍します。
真空パックしたものが年中買えますが、筍は体の熱を取るため、寒い時期には体を温めるもの(しょうがやにんにくなど)と一緒に食べたいです。食物繊維が多いので、食べすぎにはご注意です!
胃腸が弱っているときは控えめに…
「生命力と成長」の象徴ですが、多く食べれば願いが叶う…ってことはないです(笑)。

そして、梅の実はとても身近な食材ですね。
梅干し、梅シロップ、梅酒、ジャムなどに加工していただきます。
「気高い香り」は、加工しても健在! 梅の爽やかな風味が好きな方は多いと思います。

梅には体を潤し、疲労を回復する働きがあります。
おにぎりやお弁当では定番の具ですが、定番にしたいだけの働きがあるんです。
私は、食欲が落ちてくると、白ご飯に梅干しで食べようか…となります。
他は食べられなくても、梅干しのおかゆは食べられるときがあります。
日本人ならではですよね~。
私も!って方、いませんか?

そして、夏は梅シロップ。
お水で割った梅ジュースは、暑い時期に喉を潤すのにいいし、夏バテ対策になります。

こう考えると、「松竹梅」の中では、梅が一番使われてるんじゃないでしょうか。
「特上・上・並」じゃなく、「並・上・特上」の順ですね!
あら、梅の仇をとっちゃった(笑)。


▶アレンジレシピ
【梅みその焼きおにぎり】
定番の具を焼きおにぎりで!
梅みそを乗せて焼いた、さっぱりだけど食べ応えのあるおにぎりです。
大葉やのりを巻いて食べるとさらにおいしいです。


■梅みその焼きおにぎり
レシピ参考 →☆(サイト:『薬膳 悠々』)

 

新しい年のスタートです。
今年も元気に楽しく過ごしてまいりましょう!

 

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●文/熊谷優子

■■プロフィール■■
●熊谷優子(ゆうゆう)…
のんびり薬膳料理研究家
久留米市を中心に『薬膳悠々』として活動。
国際中医師、国際中医薬膳管理師、野菜ソムリエプロ、伝統発酵醸師の資格を持つ。
マイペースに薬膳を続けていたら、長年の冷え性・低血圧・胃弱が改善、気力も充実!
スーパーで買える身近な食材で、「おなかとカラダとココロ」が幸せになる食事づくりを提案。

薬膳・発酵料理教室、季節や体調に合わせたオリジナル薬膳茶体験など。
◎webサイト:『薬膳悠々』⇒https://www.yakuzen-yuyu.com/



つづく・・・
>>>次回は1/20
頃に更新予定です。



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