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採取した土で作る粘土を使い、電動ろくろを引くスタイル。好みの釉薬を調合したもの、焼きしめや絵入りのものもある。奇をてらわず流行にとらわれないものづくりが基本。「ここに来て、薪で風....

採取した土で作る粘土を使い、電動ろくろを引くスタイル。好みの釉薬を調合したもの、焼きしめや絵入りのものもある。奇をてらわず流行にとらわれないものづくりが基本。「ここに来て、薪で風呂を焚いたり、ますます自然に則した営みに導かれるようになりました。独立してすぐは、自分の理想ばかりを追い求めて、経済的に立ち行かない時期もあったんです。その経験があって、今は身の丈に合った仕事をしながら、まだまだ基礎を蓄えて、私の器を使ってくれている周りの人たちを幸せにすることを一番に考えています。そうしていつかは薪窯を作りたいんですよ。いい素材と蹴りろくろを使って、私のルーツである唐津焼に還りたいと思っています」。内から発するものに耳を澄ませ、今を大事に焦らず継続していくこと。自身を投影する?ろくろ“と日々向かい合いながら、浅見さんご夫婦の見つめる先に道は続く。以前は、北欧の陶器を彷彿させるようなマット釉の器も作っていた。畑から採りたての野菜を使った貴子さんによるもてなし料理。「ろくろ」の器に盛って。40