madein201112

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素朴な味わいの木製品を中心としたオーダーメイドの家具とオリジナル雑貨20木の温もりを伝えてくれる家族経営の工房兼ショップ流木や廃材なども材料として取り入れながら、オーダーメイドを中心にオリジナルの家具や雑貨を製作する『はりがね』。元々は木材加工が専門だったご主人・松崎建吾さんを中心に、奥様の香恵子さん、息子の竜也さんの3人で切り盛りする家族経営の工房兼ショップである。ショップを開いたのは年のこと。きっかけは、木材加工の工程で大量に出る廃材を再利用できないか、という思いだった。そこで、工場を構える敷地内に山小屋風のショップを建て、オリジナル製品の販売をスタート。「廃材のほかに、以前から好きで集めていた流木も素材として使っています」と建吾さん。自然なフォルムを生かした、『はりがね』のアットホームな雰囲気をそのまま伝えるような温かみのある生活雑貨を製作している。まだ代前半という若さながら、作り手として建吾さんとともに活躍しているのが竜也さんだ。「小さいころから工場にはなじんでいて、美術系も得意でした」と香恵子さん。いわば家庭が木工製作の学校のような環境で育った竜也さんは、早くも『はりがね』を支える柱に。完成度の高いショップのウェブサイトも竜也さんの自作なのだとか。クチコミに加え、サイトによる認知度の高まりもあって、最近は関西や関東からの問合せも多いそう。「遠方からのオーダーメイドの注文には、メールで画像などをやりとりして対応しています」と香恵子さん。『はりがね』の家具は格安というわけではないし、送料もそれなりの額になる。それでも、その品質やデザイン、風合いに多くの注文が集まっている。松崎建吾さん・香恵子さん夫妻。ショップの運営は香恵子さんが担当している。’0716