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column

July 06, 2017

二十四節気 アロマのヒント ⑭
【小暑】7/7~7/22
夏の夜に~アロマキャンドルセラピー

太陽の運行をもとに一年を二十四に分けた二十四節気(にじゅうしせっき)。
細やかな自然の変化を感じとり、日々の暮らしが豊かになるヒントを
このコラムで伝えていけたらと思います。
by Sakura

  
 

【蓮/ロータス】
初夏の早朝の静けさの中でつぼみが開く蓮の花。英名では「ロータス」と呼びます。清らかな水ではなく泥沼や池の水上に美しい花を咲かせます。混沌のただ中でスクッと咲いている姿を見ていると清々しい気持ちになることから「清らかな心」という花言葉をもちます。仏教では極楽浄土に咲く花とされ、古くから慈しまれてきました。

 

 


~小暑~

夏の夜におすすめ~アロマキャンドルセラピー
 

熱い南風が吹いて、徐々に梅雨が明けていきます。
青空が広がり、太陽が照りつけ、本格的な夏が始まります…
この始まりの頃を「小暑」といい、今年はちょうど七夕と重なります。

織姫と彦星が一年に一度再会できる日、
夜空には天の川が輝き神秘的でロマンティックな夜ですね。

また、この時期は「蓮始開/はす、はじめてひらく」
とも呼ばれるように蓮の花も見頃を迎えます。

夜明けとともに、ゆっくりと蕾をほどく蓮の花。
水面からスッと伸び幾重もの花びらを開く様子はとても幻想的です。

七夕には蓮の葉の露を集めて墨をすり、
短冊に願い事を書いて笹に吊るしていたといいます。

誰かを想ったり、願い事をしたり…
夏は夜空を眺める機会が多くなりそうですね。

一日の疲れをリセットしたくて夜風を感じる方もいらっしゃると思います。
そんな時にちょっとひと手間…
アロマキャンドルを灯してみてはいかがでしょうか?

キャンドルの炎が揺らぐリズムは、
星の瞬き、小川のせせらぎなど自然界にあるリズムと同じだそうです。
人の鼓動もこのリズムを刻んでいるので、より心地よさを感じるといわれています。

お気に入りの香りのアロマキャンドルに火を灯し、
ゆっくりと時間を気にせず過ごしてみましょう。

ほのかな香りとゆらめく炎でキャンドルセラピー。
疲れを癒してリラックスできますように。

 

 

<蓮の精油>

原産地はインドで、甘く上品なフローラル系の香りがします。芳香浴としての使用がメインになりますが、頭痛や吐き気、つわりなどを緩和させてくれると言われています。また、呼吸を深め、穏やかさを促すことからヨガをするときにもおすすめの香りです。
 

●科名:ハス 科
●主な産地:インド、中国、オーストラリア、日本
●抽出部位:花
●抽出方法:溶剤抽出法
●主な成分:テトラデカノール、ヘプタデカジエン、ペンタデカン
●主な働き:鎮静作用、抗うつ作用、血圧降下作用、強心作用、健胃作用、肌の不調改善
 

 
 
 
<簡単アロマ術⑭…アロマキャンドル> 

 
[材料]
・好みの精油…5~15滴
・ミツロウ…40g
・キャンドル座金付き芯
・割り箸
・ガラス容器
・ビーカー
・小鍋
・木べら
 
[作り方]
①ガラス容器の底に座金付芯を置き、芯の先を割り箸で挟み、容器の上部に動かないようにセットします。
②ビーカーにミツロウを入れて湯煎で溶かします。
③完全に溶けたら湯煎から下ろし、あら熱が取れたら精油を加えてよく混ぜ、ガラス容器に流し込みます。
④冷まして固めます。最後に上に出していた芯を適当な長さにカットします。
※火を使うので取り扱いや使用場所には十分に注意しましょう。


  

 
●写真・文/Sakura


■■プロフィール■■
●関 友美…アロマセラピスト。
カウンセリング重視のアロマセラピー『Sakura』として活動中。鹿児島県出身、霧島市在住。
学生~社会人時代と福岡&東京で過ごし、イベンター、レコード会社のプロモーター、情報・出版、芸能マネージメント業などに携わる。
多くの人との出会いの中で、様々な問題や悩みに触れ、相談を受けることも多数。癒しの大切さを知り、ヒーリングを学び始める。
日本アロマ環境協会・認定アロマセラピストとして資格を取得。
聴覚障害特別支援学校の児童に向けたアロマセラピー他、出張セラピーやワークショップ等を行なう。